乗るだけじゃない!乗らなくても楽しめる自転車遊び?<ライトカスタム編>

全国的にゴールデンウィークは旅行やレジャーなどの外出は自粛、自宅待機となったわけだがしかし、外はすこぶるいい天気…こんなシーズンに「お家で過ごそう」だなんてポイズン…。仕方ないですね、健康一番です。元気な日本がもうすぐそこまで迫っていると思って、早くこの騒ぎの沈静化に協力しあっていきましょうっ!

ということで、お家で出来る自転車ゴトと言えば「洗車」。そのお話は先日、記事にさせて頂きましたので、それをご覧頂ければと思いますが、せっかくですからこの機会に自転車の模様替えなんぞはいかがでしょうか?っていうお題目です。

簡単に出来ること、少し手を加えてやると目新しくなりそうなライトカスタム…?  どちらかというと点検ですね、ご紹介しましょう。

 

 

 

● もう一度、愛車を見てみよう

洗車をした後「おおー、綺麗になったじゃん」と、我が洗車技術を褒め称える『余韻タイム』は皆さん持たれると思いますが、その時に「ん?…こんな所にキズが…」などの ”後から気付いちゃうパターン”で、少しだけ残念な気持ちになることってありますよね。長く乗り続けていると、そういった小キズやサビなど、目につきやすいものです。

それなら「どうせ見つけちゃうなら、見つけちゃってリペアしちゃおうかしら」でもう一度、愛車を見回してみましょうか。

 


1. どこでついたか分からない小キズ

ヘアライン程度のキズなら、車などのコンパウンド剤で目立たなく出来ますが、塗装下の金属面が出ていると、なかなかめんどくさい気持ちになるでしょう。そんな時の対処法は2つ。

 

(1) 塗装タッチペンで修復

単純な「黒」や「白」、発色が強い「赤」「青」は車のボディ塗装用のタッチペンで修復は可能です。使用用途をよく読んでリペアしてください。購入の際はホームセンターや、オートバックスなどの車部品販売店で色を確認する方がいいでしょう。黒や白色でも、色の深みや光沢が違うので、近しい色を見つけるなら見にいった方が確実です。

塗装 タッチペン

 

(2) ステッカーなどで隠す

「塗るのはめんどくさい。この場所とこの程度なら、何かで隠しちゃえ」という方は、柄テープで飾りだてするという方法。charichariはフレームのセンタービーム真ん中にキズがあったので、装飾の一環としてチェッカー模様の柄テープを貼っています。ネット通販で探してみたけれど、見つからないっす。手芸屋さんか東急ハンズとかで買ったんだっけな…。サイズはセロテープと同じ幅で、パターンは小さめ。

 

 

2. 前々から気になっていたグリップの汚れ

グリップの溝に入り込んだ経年の汚れ。特にオシャレ系自転車にみられる「白のグリップ」は、使っているうちに黄ばんだり、滑り止めの溝に汚れが刷り込まれたりしています。グリップが樹脂製ならクレンザーで磨いてやると綺麗になります。

 

 

3. なんで曲がったか分からないフェンダーのステー

引っ掛けた覚えもない、倒した覚えもない。だけどステーは曲がっている…謎だ。そんな方には「手で曲げる」…という方法が思い浮かびますが、程度によっては取り外して修理しないと難しい場合があります。手軽に出来る方法としては、過去に紹介させて頂いた記事をご参考に挑戦してみてください。

泥除けカバーが変形しちゃった!自分でできるかな? (後編)

 

 

4. いつのまにか曲がってたブレーキレバー

これは結構、強敵です。ブレーキレバーの歪みを無理くり手の力で戻そうと思っても、折れてしまうことが多いです。ブレーキレバーはそんなに高い部品でもないので、交換をオススメします。

自転車 ブレーキレバー

子供が公園で転倒し、曲がったのを人力で直そうとグイッとやったら折れたレバー。こうなる前に交換を。

 

 

5. 駐輪してた時に倒れて曲がってしまった前かご

こちらも結構、強敵ですね。手で無理やり曲がりを直そうと、ひっぱたり押したりすると、かごの金網が切れてしまったりします。一旦、かごを外して、平面を変形部分に添えながら、ゴムハンマー(なければハンマーに何かを巻いて)で、丁寧に叩きながら修復するというやり方がオススメです。

 

Webで見つけた変形前かごの例(サイト不明)。何かの拍子で人がもたれかかった感じですね。破損していなかったら、ある程度まで…見た目違和感ないまでは修復できそうです。丸みのある部分には、コーヒー缶を添えつつ叩いて補修etc、工夫しながらするといいでしょう

 

 

6.劣化?いたずら?転倒? 破れたサドルシート

自分で直す方法は、あるっちゃあるのですが…。全然「ライトカスタム」では無くなりますので、ここは模様替えにもなりますし、サドルカバーで隠しちゃう。もしくはサドル交換がいいでしょう。

サドル商品

また過去にサドルについて、記事を書いたものがあります。「そういえばお尻痛かった」方には、ちょうどいいタイミングかもしれません。合わせてご覧頂けたら、何かの参考になるかと…。

サドルのお話 ❶「痛みの種類を確認しよう」
サドルのお話 ❷「痛みに負けるなっ解決できるっ」

 


 

おおよそ、よくある問題はこのくらいでしょうか? しかし実はもっと見て欲しい大事なところがあるのです。それは…

 

 

●タイヤ点検を怠らないで

タイヤの磨耗確認をおろそかにしている自転車をよく見かけます。

 

写真はタイヤ交換でお願いされてきた知人の自転車。かなりスリックタイヤですねー。抵抗感なくレーシーな走りが期待できそうです…なんてことはありません。タイヤゴムも劣化して硬質化しているので、速度をあげてコーナリングすると、下手したら乾いた路面でも転倒する恐れあり。雨天なんてすぐにスリップするでしょう。

モータースポーツの世界で「タイヤで順位が変わる」と、よく言いますが本当にそうなんです。それだけタイヤは車両にとって重要で、たかが自転車でも、その違いは歴然です。

車やオートバイと同じ様に、目安としてタイヤパターンが消えてしまいそうなタイヤは交換をしてください。自転車程度のタイヤなら、ご自身でも交換出来るかと思いますので、特に男性の方はトライしてみてください (女性の方は少しメカニカルなので…とっつきにくい?)。

このサイトでも過去に交換方法を紹介しています。宜しければどうぞ。

タイヤ❷ ~タイヤ交換をしてみよう~

 

 

 

●その他、点検するところとは

他、ブレーキシューの磨耗チェック、チェーンオイルの点検などがありますが、お時間があれば是非みて頂けるといいでしょう。特にブレーキシューの磨耗は、走行にも影響しますので、合わせて点検することをオススメします。

もしご自身で交換出来るかもと思ったら、それは素晴らしいっ! 交換について過去に記事でまとめておりますので、合わせてご参考下さい。

ブレーキ ❶ ~ブレーキシューを交換しよう~

 

 

 

いかがだったでしょうか? この大型連休の時間を使って、ゆっくりと愛車を磨き上げるには、良い時間だと思います。新型コロナの影響は気になるところですが、せっかくの時間を使って自転車の点検をすることは、すごくいいことだと思います。

気持ちよく走り出せる日は、きっともうすぐでしょう。

 

よいゴールデンウィークをっ!!

 

 

 

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