カフェテイストを目指した者たち

カフェレーサーというジャンルがあります。
オートバイに乗っているなら「ああ…アレな」と思い立つ方が多いでしょう。1960年代、ロンドンにある『Ace Cafe』(1938〜)にオートバイ好きの若者が、店内にあるジュークボックスで曲をかけている間、誰が一番早く店に戻れるか競争をしたことから、彼らのことを”カフェレーサー”というネーミングがついた。暴走はアレですが、曲をかけて…とか「カフェレーサー」という呼び名とか…イチイチお洒落ですね。日本だったら『峠族』なる呼び名で知られるような感じでしょう…全然イメージちゃうけど。

カフェレーサーは公道レース仕様。基本セパレートハンドルと革パン革ジャケ。ロッカーズとも呼ばれる。

舞台となっていた店Ace Cafeは、『Ace Cafe London』として、今もなお世界中から観光客が訪れるスポットになってますが、おかげでイギリス本国のオートバイメーカーだけでなく、他EU国の大手メーカーでも”ネオクラシカル”デザインを採用しちゃったりしてます。

日本だったら峠族仕様の2ストエンジン&チャンバーなレーサーレプリカを、ホンダやスズキがリリースするってことでしょうか…それ全然お洒落じゃなーいっ!!

ここがAce Cafe London。今でも聖地となっている。安心してください。ほとんど男だらけな聖地です。
(引用:Ace Cafe London)

その憧れあるカフェレーサーは今の若者にとっても新鮮にうつり、日本でもオートバイに乗らないけど、ファッションとしてAce Cafeの公式Tシャツを着ている人が、たまにいます。ちなみにモッズとごっちゃにしてしまう若者がいますが、モッズはARMYファッションから生まれた文化なので、同じロンドン発祥でも全く違います。カフェレーサーが峠族なら、モッズは四畳半フォークでしょう日本なら…よう知らんけど。

話は戻して、そのカフェレーサーの文化は、オートバイだけでなくなんと自転車にも取り入れようとした挑戦者がいるのです。テイストはなんとなく分からんでもないけれど、一体どうやって…? が知りたいところ。今回はYoutubeを軸に、自転車カフェレーサーを紹介しようと思いますっ

1. 自転車でカフェレーサー作ってみた (From Japan)

まずは日本からいきましょう。自転車にタンクとエンジン乗せてカスタムしたそうですが…ナンバープレート付いているっぽいので、もはや自作オートバイではないか?

2.カフェレーサーEバイクビルド (From America)

お次は電動MTB自転車をカフェレーサーテイストに仕上げた動画。綺麗にまとまっている。でもヘッドライトはもう少し小ぶりの方がいい気がするな。でも天晴れだ。

3.NAHBS 2012 – YipSan Bicycles Cafe Racer

お次は10年前、アメリカで開催したハンドメイド自転車の展示会「NAHBS(ナーブス)2012」で出展された出品車両。ハンドメイド自転車業界で有名なRenold Yip氏(from Hong Kong)が、カフェレーサーをイメージしたネオスタイルバイク。前傾姿勢でオートバイのフレームデザインやタンク造形のイメージを取り入れ、自転車としても美しいものに仕上げたそうだ。なるほどこれは欲しいかも。

4.Rocsie Wooden e-Motorbike Cafe Racer

50年代のカフェレーサーから発想したe-Bike。木のフレームや革サドルが使われているらしく、見た目オシャレ。e-Bikeとかネオクラシカルデザインには向いてるかも。ライディングポジションはまさにオートバイ。これ日本で売ってないかしら?と、探したくなるe-Bikeだ。

如何だったでしょうか?
本家本元のカフェレーサーを追いかけるデザインな自転車、いやいや現代風にオマージュしようよデザインの自転車など様々でしたね。先述の通りカフェレーサーの文化はUKから。一方USはハーレーダビッドソンをイメージするアメリカンなオマージュ自転車が多いです。今度はこのアメリカンオートバイな自転車特集をしようかな。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい♪

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