自転車の”虫”ってなに?
そういえば、基本的なるこの”虫”を取り上げていなかったのは、自分でもクリビツテンギョウ。
自転車タイヤの英式空気バルブの部品の一つであるバルブラバー、通称「虫ゴム(虫)」についてお話しましょう。
「虫ゴム」ってどんなんだ?
虫ゴムとはコレです。この黒い部分のゴムです。
自転車のタイヤチューブから空気を入れるバルブノズルが、ホイールから出て来ていますよね。あのバルブノズルには中に「バルブ」が内蔵されています。そのバルブにはゴム製の細いチューブが装着されています。それが「虫(バルブラバー)」です。
この「バルブラバーはタイヤ内では空気の流出を防ぐ『弁』の役割をし、逆にタイヤに空気を入れる時は、その『弁』が広がってタイヤ内へ空気が入ります。単純な機構ですが、この手のバルブではなくてはならない部品の一つです。
虫ゴムがなかったら走れない
「こんな小さな部品で走れないだなんて…」
そうなんです。この虫ゴムなければタイヤの空気はダダ漏れでパンク状態です。しかもコンビニなどでは販売されてないはずなので、一度虫ゴムが破損すると最寄りのホームセンターか自転車屋さんに駆け込むしかありません…
…というかつてのお話ですが最近は、100均SHOPでも販売しているので気軽にお買い求めできます。これでもういつでもパンクしても安心です(そういうお話ではないですねそうですよね)。
▼日頃の点検も必要だ
やたらめったらチェックする必要はありませんが、空気を補充するタイミングで虫ゴムの劣化具合を確認するといいでしょう。どうせ空気を入れるんですからね。裂け目が見えてきそうな具合なら交換することをオススメします。
▼パンクの際はまず虫ゴムチェック
よくある話なのですが「あれ?パンクしてる…(泣」の際、もうタイヤチューブの交換を即検討される方が多いのですが、実はこの虫ゴム劣化によるパンク事例も多いです。なのでタイヤの空気が極端に減っている時は、先に『虫ゴム?』と疑って、問題ないことを確認したらタイヤチューブの異常を確認して下さい。
▼パンクのまま走っちゃダメですよ
こちらもよくある話ですが、パンクのまま乗車して走ると、このバルブの突起がタイヤチューブをゴリゴリと摩擦&衝撃を与え、チューブへ穴を開けてしまいます。ほらみなさんも経験あるでしょう…「ガコン、ガコン…」とタイヤが回るたびにサドルに衝撃を感じたことを。アレです。あの勢いでダメージを与えてしまいます。
もちろんタイヤ自体の側面にも亀裂を呼び込みやすい状態になるので、パンクしたら必ず降りて手押しして下さい。それだけで無駄な出費が抑えられます。
「無駄な出費ぃ? そもそも虫ゴムっていくらくらいなのさ?」
ホームセンターなら「100円未満」、100均SHOPなら「110円」です。なおタイヤチューブ交換やパンク修理(パッチ処理)なら、相場¥2,000前後〜(チューブ代別)です。どうです?本来なら虫ゴム交換で済む話が、無理して「ガコン、ガコン…」と乗りつづけたら、その30〜40倍の費用が出費想定されます。
4,000円あったら、楽しく美味しい飲み会に行けますよ(笑。
どこで買えるの?
先述のように「ホームセンター」もしくは「100均Shop」、自転車屋さんです。基本的にはこの3つを想定しておいて下さい。
ただしcharichariとしては、普段使いのカバンに虫ゴムを袋に入れて忍ばせておくことをオススメします。滅多にあることではないですけど「まさかのハプニング」は突然にくるものです。しかも虫ゴムなんて軽いし小さい部品ですから、かさばることもありません。通勤通学で自転車を多用する方は一度、ご検討下さい。
でもネットで購入されたい方もいらっしゃることでしょう。charichariもそうです。何かとポイント貯まりますしね(笑。パンク修理がご自身で出来る方は、タイヤチューブと合わせて購入しておくのもいいかと思います。
▼自転車用品 英式 虫ゴム 業務用 約36cm 【送料無料】
他に、虫ゴム不要の英式バルブ部品もあります。
▼自転車 英式 虫ゴム不要 バルブセット スーパーバルブ 前後(2個入) #2824 【送料無料】
虫ゴムは「いざ」というときに手元にないことが多いです。是非常備しておきたいものです。その煩わしさを解消されたのが虫ゴム不要の「スーパーバルブ」です。どちらがどうとか言う問題や性能比較などは特にないですが…
強いて言えば「タイヤチューブの交換の時に装着しているのをすっかり忘れて処分してしまったことに後悔する」のがスーパーバルブへの思い出です(笑。お気をつけ下さい。
それでは皆さん、今日も気をつけて行ってらっしゃーい♪