サドルがボロい?じゃあぴったりなものに新調しちゃおう

暖かくなっていざ、自転車でお出かけしようっ…と思ったら、予想外のシートの破れ。原因は経年劣化なのか、それとも…?

マンションで駐輪しているとありがちなケースです。特に久しぶりに自転車を乗る方(普段は電車で通勤通学など)にとって、あるあるですよね。今回はそんなボロくなったサドルシートを新しくしちゃうなら、ちょっと「こう選べばいいよ」アドバイスをしましょう。

ったほど大事なサドル

サドルの損傷は、急に自転車が古くなった感じがして嫌ですよね…。ルーフがついている駐輪場でも、雨風&紫外線などから劣化が早くなる感じがします。屋外さらし駐輪ならもっとひどいでしょう。charichariが独身時代、屋根付き駐輪場所はあれど狭く、まるで「おしくらまんじゅう」なスペースだったので、普通に風雨に晒された自転車が変色とサビのパーティ状態でした。ちょっとgoogleマップで見てみよう。…そうそうココでしたっ!

1畳くらいのスペースに住人がみんな突っ込む。そして出すときに自転車は他の自転車と接触する。故にいつの間にかキズがついてる。そんな毎日を過ごしたアパートでした。

このころのcharichariはBMX乗り。玄関前まで持ち込んでましたが、下の階に住む友人はこの駐輪場でしたので、サビやキズ、カゴの歪みなどもれなく受けてました。サドル盗難にもあっていたっけか。サドル損傷は直接被害にあったことはないですが、この駐輪場ではサドルが裂け、ビニール袋をかぶせてた自転車が2台ほどありました。下町のアパートって心もない悪質ないたずらや盗難が多いので、お気に入りの自転車は迂闊に屋外に止めて置けないですよね…。

で、サドル。
自転車にとってサドルは快適に乗ることができる部品の一つですが、これまたないと走行出来ません。「立ち漕ぎ出来るじゃないか」と思うでしょうけど、まるで軽いハンドルステップマシン(エクササイズ用の)に乗っているみたくシンドイし、シートチューブにお尻刺さるし(場合によっては)、とっても残念でツライ乗り物になります。メカニカルな部品ではなくても、やはり人間が乗るものですからサドルのような快適な部品があって当然です。

そんな『人のための部品』であるサドル。以前サドルの特集を書かせて頂いたところ好評。今でもご覧頂いている方が安定して多くおられます。本当にありがとうございます。

サドルのお話 ❷「痛みに負けるなっ解決できるっ」

この「サドルのお話2」では、股間や腰、尾てい骨付近の痛みを解決するためのサドル選びのお話を軸にご紹介( 痛みの分別は「サドルのお話1」)していますが、今回は交換するチャンスに見直すサドル選びとしてお話します。もちろんお話は重複するかと思いますが、ちょっとスタンスが違うので合わせてご覧頂くと…無敵?

乗っている自転車はどんなタイプ?

まず普段使われている自転車のタイプを下記のイラストでご確認下さい。

大きく分けるとこの4分類になる自転車タイプ。サドルのイラスト内の赤い点は一番荷重かかるスポットだ。
(出典:RIOGRANDE)

こうやってみると、ライディングポジションによって背中の角度が全然違うことが分かります。「SPORT」では15度に対し、ママチャリでは90度ですもんね。座るための部品とはいえ、そのお尻にかかる上半身への荷重、そして不規則な足の重さでかかる重量から、走行中の股間付近は厳しい環境に強いられています。

お尻とサドルが合わないと痛みが発生、さらに股間だけに表れるのではなく腰痛先行という場合もあります。自転車のタイプによって姿勢に適したサドルを選ぶことで、その症状が発生しにくくなります。

チョイ乗り派?それともロング多め?はたまた…

VELOのサドルはお尻が痛くなりにくいスポーツサドルとして有名。色んなタイプのサドルがあるので、選ぶだけでも楽しくなる。

通勤通学で乗られている、もしくは買い物だけで乗られている、はたまた趣味で乗られている…色々な自転車の乗り方があります。距離が長い(毎日片道1時間乗っている)場合、サドルにお世話になっている時間が長いので、一番荷重がかかるサドルスポット(先述の赤点)にクッション性高いものが良いでしょう。

しかし15分程度の乗車が多い方なら、そこまでこだわる必要はありませんが、乗ったときに「あ…楽♪」と思えるサドルシートは嬉しいものです。この感触を得やすいのは少し固めの肉厚シートでしょうか。

人によってはお尻が患っている方もいる

あと病院に行かずともお尻に問題を抱えている方も多いですよね。老若男女関係なく、サドルに座ると痛みが走る、こすれて痛いなどのお話をよく聞きます。charichariも臀部にニキビ?オデキ?が頻発した高校生時代、サドルに座ると激痛が。乗ってしまえばなんとやら…なんですが、信号のたびに足を降ろすと患部が痛み…。椅子は大丈夫でしたけどサドルではダメ。あれは悩ましい問題でした。

またサドルが合わなくて患ったこともあります。ちょうど股間と太ももの付け根あたりでしょうか。サドルの縫い目で擦れてヒリヒリ&出血。さらに自宅から学校まで1時間かけて自転車通学をしていたので、合わせ技で腰痛も。部活に影響が出ましたねぇ…。そのとき自転車部の顧問の先生が、我がクラスの担任だったので、相談したらサドルを変えてみたらと教えてもらい、解決しました。

色んな条件や状況が、人それぞれにありますが、まずはお持ちの自転車のタイプと、それに伴う姿勢、それから利用している乗車時間や乗降頻度で変わってくると思いますよ。

つまりお尻が喜ぶサドルとは

あと「サドルの角度」も重要です。これについては話が長くなるので、「サドルのお話 ❷「痛みに負けるなっ解決できるっ」」もしくは、他ブログ「一生懸命、趣味しよう」で詳しくご紹介されています(ロードバイクを参考にしたお話ですが、どの自転車でも同じです)ので、ご参考頂ければと思いますが、まずは水平に装着し、ハンドルポジションとペダルの足つきのバランスで調整して頂くことが大事です。

この角度や前後調整も、一発でキマることはありません(charichariも3-4回くらいいじってる)。何度か試走して詰めていきます。違和感感じたらその都度、微調整をします。調整自体はとても簡単ですので、苦手な方でも余裕でできると思います (IKEA家具の組み立てできるなら)。

さぁ、ここまでお伝えしてきたことを踏まえて、オススメのサドルをご紹介しましょうか。

■シティサイクル編

-1. 腰にも優しいコンフォートシート

[VELO Plush VL4126 Women’s Saddle]

女性用とはいえ男性でも使える。個人差はあるはずだが、期待出来る座面は幅広でお尻が安定しやすい。ペダリングにも影響は少なく一般的な中距離(15km〜30km)でも痛くない。真ん中が開いているモデルなのは陰部へのプレッシャーを軽減させるため。そのため上部が空いているシートポストは雨が入りやすいので、テープなどで塞いでから装着することオススメ。

2.ソフト感たっぷりのシート

[Tongue (Velo) VL – 6106 Dual Density]

ゲル素材がシート内にあり、かつ穴あきシートでないので(穴あきシートは強度を増すため固めに作られる傾向がある)すわり心地がソフト。シートデザインはシンプルで車種を選ばない。

■クロスバイクなどのライトスポーツ自転車編

-1.坐骨が楽かも!? ちょうどいい肉厚が嬉しいシート

[Velo 315 Saddle, Sport Saddle]

サドル幅に問題なければ、普段使用のサドルとしては一度は使ってみてほしい。シート部分は柔らかそうに思うが、座ってみると思っている以上に「ぷにゅ」感がない。走ってみると坐骨がフォローされている感触がある。ただ座面が広め好みなら物足りないかもしれない。しかし試す価値はありだと思う。こちらもサドルシートが穴あきだ。シートポスト上部まで穴が空いていたらテープなどで塞ぐと、雨水の侵入が防げるので、装着前に施そう。

-2.クロスバイクだけではなくシティサイクル(フラットハンドル)にも◎

[SERFAS E-Gel saddle]

スポーツ系のライディングポジション自転車にはオススメできるサドル。クッション性は「むにゅっ」と心地よい反発性が期待出来、実際使ってみると気持ち良い感触を得られる。シートデザインがもう少しシンプルなら、シティサイクルにも合いそうだけど、むしろその辺は薄手のシートカバーで隠しちゃえば、パンツのお尻テカリも抑えられ一石二鳥かもしれない。個人的には好きなサドルの一つだ。あとメンズとレディースを選べるのも素晴らしいっ

如何でしょうか?
紹介したサドルシートは、シティサイクルはもちろんミニベロ、MTB、ロードバイク(SERFASはいけるかも)も検討出来る範囲だと思います。ただ性別差、坐骨サイズや体重などの体のサイズによって「思ってたほどでないやんか」と感じられてしまう場合もあることも事実。

世の中にはシート探しの旅に出られて未だ安住のシートに出会えてない方も大勢おられます。

ただここで紹介させて頂いたシートたちは、その「シート探しの旅」の近道にはなるのではと思います。それほど高価なものではなく、しかもシートの新調チャンスとなれば、合わせて良いタイミングではないでしょうか?

またお尻のテカリが気になる方。
自転車に乗るとサドルとパンツの擦れから、お尻がテカテカになることを軽減するサドルカバーをも合わせて検討するのもオススメです。以前紹介した記事ですが、宜しければご覧ください。特にスーツパンツ、スーツスカート、そして学生服で自転車に乗られる皆さまっ! 是非ご覧下さいねっ♪

尻のテカリを軽減するサドルカバー特集

それでは今日も元気にいってらっしゃーい♪

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