[ 2022年モデル 1 ] 新車情報

ブリヂストン
グリーンレーベル CHEROクエロ 650F

2022年の自転車は、昨年に引き続きたくさんのモデルがリリースされます。

また近年のコロナ禍からの密集環境を避けつつ、同時にエクササイズの一環として通勤通学に自転車を利用する方も増えたことから、都市圏での自転車利用は増加しました。これは世界中で(特にヨーロッパ圏)発生した傾向で、昨年早々から部品製造が追いつかない事態になり、2022年モデルのリリースに向けて早期予約制を設定するメーカーも出てきましたね。

2022年もメーカーとしては昨年と同じ動向が見られるかもしれませんが、この1月現在の欧米諸国は感染拡大に歯止めがかかってないこと、昨年の好販売傾向があったことから、供給体制は整っても今度は需要動向が乏しくなるかもしれません。その辺がポイントになるかもですが、さてどうでしょうか。

一方、日本国内の感染状況は現状、年始の連休などで増加はしていますが、各国と比べ落ち着いた傾向なのか、街には多くの人が出ています。それでも人々は、効率性が高い予定を立てる傾向になったことで、不用意な外出は少なめ。夜の街でも思いのほか、通りを歩く人の流れは限定的にみられます。

その影響からか祝休日のアウトドア目的の外出人口は増加。特にレジャー(釣りやキャンプなど)への関心は高く、観光地までロードでツーリングされてるグループもよく見かけます。日本経済が2022年うまく循環してくれたら…ある一定の需要は2021年に続き見込めるのかもしれません。

オシャレで汎用性パーツが見込めるユースフルな自転車

出典:ブリジストンサイクル

まるで経済アナリスト的文脈になり続きそうなので、ここらで本題に。

そんな中で日本が誇る大手メーカーの一つであるブリジストンサイクルから、2022年モデルをリリースしました。上の写真はアイボリーホワイト…ですかね。先に紹介しました色は水色にややライトグレーが入った落ち着いた色。色合いから鑑みると、女性に向けた車両なのかなと思いますが…さて? 色だけでは騙されてはいけない匂いが少しします。なぜだろう?

色々と見てみよう

まずはサイズだ。

このモデルシリーズはタイヤサイズを基準にして、クロスバイクとしては「700F」「650F」、ミニベロは「20F」という3つの車種&車体サイズがリリースされてます。今回は「650F」をクローズアップしますので、冒頭から『女性向けか?』と記述してますが、「700F」は男性の好みやすいカラバリ揃えてます。悪しからず。

「650F」という650というのは実はタイヤサイズ。おおよそ26インチです。それに合わせてフレームサイズを構成しているというコンセプトみたいですね。自転車もネット販売する世の中ですので、具体的なサイズが製品名に書かれていると調べやすくっていいですね。

今回ブリジストンサイクルは、この650サイズに合わせたフレームを用意していますが、この「650F」シリーズのフレームサイズは480mmを採用しています。

ん?480mmってどこのなに?」

ですよねー。ここですー。

「460mm」という計測する場合もあり、メーカーによって計測が若干、違っている。その理由は測る起点と終点の誤差。おおよそ同一だ。

ここのサイズから人間のサイズを検討すると、150cm or 153cm〜程度の小柄な方に適応しやすい車両となります。女性にはこのサイズ範囲が多いので「650F」モデルが女性向けと言われても頷ける話です。だからと言って男性向けではないというわけではありません。あえて650を選んでスパイシーにライディングするのも乗り方の手段の一つ。charichariは身長172cmですが、このサイズの方が好きですね。軽いし。

どんどんみていきますよ

さてジャンジャン、順不同で見ていきましょう。

1) シフト段数は8段
 スプロケット(後輪のギア)をみてみましょう。シマノ『CS-HG50(Claris)』が装着されています。ギアコンビネーションは「11-13-15-17-19-21-24-28T」。クランクは歯数が「42」なので、そこそこ速度が上げられそうですね。タイヤサイズは650ですので…トップギアで40km/h前後までスピードは見込めそうです(注:乗った人の体力次第です)。

2) フレームはクロモリだ
 クロモリ製のフレームは、鉄のフレームってことですが、このクロモリというのは弾力性ある合金ですので、タイヤから拾う振動をある程度、吸収してくれます。つまり「良い」です。なおフロントフォークはハイテンスチール。軽量化を図ったのでしょう。こちらも良いチョイスだなと思います。

3) さらに軽量化を図ったアルミパーツが選ばれている
シートポスト、ハンドル、ペダル、リム(ホイールの輪)など、重量がかさみそうな部品はアルミ製。自転車は軽めの方が扱いやすいので、良いと思います。

4) タイヤは32C。街乗りにはちょうど良い
 「32C」というのはタイヤの幅です。おおよそシティサイクルで採用されている幅と同じくらいですかね…ちょっとだけ細いかな? 段差などの凹凸を考慮すると乗りやすいサイズでしょう。細くすると軽くなってクイクイ走りますが、ちょっと荒れた道や段差が苦手になります。バランスが良いサイズだと思います。

5) 重量は約12kg。もう少し軽くなれば…
 正式には「11.7kg」ですが、走ると大して気にならない、むしろこれくらいでしょう。…っていう感じの重量ですが、最近のマンションでの駐輪場は2段式駐輪場になりつつあります。つまり上の段に駐車するなら、持ち上げることを考えたら10kg前後〜11kgでまとめて欲しかったところ。プライベートで軽量化を図っても1kg前後の軽量化かなぁ。クロモリフレームでは仕方がないかな。

6) ブレーキはカンチブレーキ(アルミ製)。おしゃれ!
 V型ブレーキとは違って、このシリーズは「カンチブレーキ」という、MTBなどでよく使われるシステムを採用しています。おそらくオシャレと軽量化を狙ったのでしょうかね。機能的(メンテナンス)には、ちょっと手がかかるものですが、まぁ自転車屋さんにお願いして頂ければいいでしょう。

7) なんと変速は「Wレバー型」がデフォルト
 写真をよく見ると、フレーム(ダウンチューブ)に変速機がついてますね。「Wレバー」と言われる変速システムです。昔のスポーツバイクに見かけられた方法ですね。オシャレですが、現代では慣れが必要でしょう。でもクラシカルテイストの車両なので、アリだと思います。
 もしハンドルバー装着型の変速機がお好みなら、お店で相談して装着して頂く(有料)と良いでしょう。

8) ホイールの着脱は前後クイックリリース
 オシャレに見えていい感じです。しかしレーサーでもないのにクイックリリースは、ご自身メンテナンスは楽になっていいでしょうけど…必要性が疑問に感じますし、街中での停車中に「前輪だけ盗難」被害に遭いやすい心配があります。なので100均で売っているワイヤーロックでもいいので、前後それぞれで鍵をかけておくことをお勧めします。

気になるお値段はどうだろう

いくつかオプションパーツも用意されている。サイズをあれこれ調べなくても揃えることが出来るのは助かるが、古今東西オプションパーツのデザインは賛否両論ある。だからこそのカスタマイズの楽しさが生まれるわけなので、是非とも悶々しながら個性的な自転車に仕上げて頂ければと思う。それが出来る自転車でもあるわけだ。Enjoy!

さすがブリジストンサイクル。全体的によくまとまってます。おべんちゃらではなくって。

確かに車体の機能としては、もう少しお安めでもありそうな自転車ですが、そこは大手メーカー。大きな2つのラベルを備えてます。まずBAAマーク(一般社団法人自転車協会が制定した安全・環境基準適合車) の認証ある品質、そしてもれなく「3年間自転車盗難補償*ブリジストンサイクルのみ」が付いてきます。

これらを加えてお値段は…

¥67,000 (税込 / ¥60,909 税抜価格) *メーカー希望価格

いいではないでしょうか。惜しむらくは¥65,000(税込)にまとめられたら、5万円代のお得なイメージもあったのですが、それが出来なかったのは事情があるのでしょう。とはいえこれでも考えられたお値段だなと思いますよハイ。…えらそーにすみません。

▼ 果たして2022年モデルはどこで入手できるのか? (2022年1月現在)

現在、新モデルの入手方法はブリジストンサイクルを取り扱っている自転車屋さんにお尋ね頂くしかなさそうです。

というのもWebで色々と検索しただけでは、確実な入荷情報が公開されておらず、また『次回入荷未定』と表記されている販売店さんも見受けられます。ご興味ございましたら是非、聞くだけでも電話や店頭で伺われてみては如何でしょうか?

▼ 但し過去モデルはリリースされている。

そうなんです。
まだ過去モデル(2020年モデルなど)は、お店によっては在庫がある様子。少しお安くはなっているみたいですが…さて? 「見た目それほど変わらないなら、お安いほうが云々…」という方は、こちらをご覧下さい。


というわけで、2022年の最初にご紹介するのはブリジストンサイクルからの「クエロ650F」でした。

また色々とご紹介していきますので、どうぞお楽しみに♪

それでは今日も元気にいってらっしゃーい☆

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