「BMXってどうなんですか 」←ご質問頂きました

皆さんこんにちは。良いも悪いも、ここんところ仕事に追われて(トリプルブッキングなんてするから)、フラッフラのcharichariです。

コロナ禍の煽りで『中止』とか『順延』がたび重なるご時世ながら、月次売り上げの確保をするためには、こんなことでもしないとキープ出来ず、自らブラック仕事にしているのが悪いんですけど…ねぇ?(グチ)

何れにしても、コロナ禍で仕事スタイルが変わり、めっちゃしんどくなりました。皆さんの業界ではいかがでしょうか?

さて今日のお題です。
「BMXに興味あるんですけど、実際のところ(使い勝手は)どうなんですか?」(新入社員♂談)

おお〜いい質問ですねぇ。
BMX…その響きはcharichariが20歳ごろ、オシャレ自転車として流行、もれなく購入して通勤の足に使っていた思い出が蘇ります。メーカーはどこだったかなぁ、あのBMX。めっちゃ軽快で最高の相棒でした。

もう質問の結論言っているみたいな感じですが、今回は『BMXは街乗りとしてはどうなのか?』をお話しようかと思います。

身長ある人には不向き?

20インチを生活の足にするにはオススメしないが、スケボー的に遊ぶ用ならレコメンだ。

BMXはそもそも、子供向けの自転車として作られたので、タイヤサイズも20インチと小さい。まーこれが無骨カワイイと言えるのですが。日本でブレイクしたのは映画『E.T.』がきっかけだったと思います。物語後半で出演者たちが一斉にモトクロスばりに走る姿は、日本の子供達にとって憧れの ”イカした”チャリの一つになりました。

その数年後に公開された映画『グーニーズ』。ここら辺の時代が「BMXは世界のわんぱく少年が乗るカッコいいチャリ』イメージのピークだったかもしれません。

その映画に登場していたBMXの全ては20インチ。大人も乗れる自転車としても日本で(競技向けモデルが)出回り始めたのは、このピーク頃だと思います。

別にトリックしなくても楽しいし乗りやすいのですが、地面からサドルまでの高さが低いので、体格がいい人や背が高い人には、普通の自転車みたいに「ふつーに座って漕ぐ」にはちょっと厳しいかも。

速度を求めたらダメ。あとお尻が痛い

基本的(トラディショナルものは)にBMXは変速機はありません。

先述の流れから整理すると「子供はBMX、大人はMTB (or クルーザー)」というサイズによるジャンル別へと誘われるんです。つまりBMX〜クルーザー、そしてMTBは兄弟、と言っても過言ではありません。

話を戻して。
このBMXは今となってはオリンピック種目にもなるほどの名物車両。その歴史たるや数々の競技種目があっての今日になっています。語り出すと長くなるので割愛しますが個人的には「ストリート」と「トレイル」が好きなんで、その辺りの車両モデルが好きですね。

またシングルチェーン(変速機がないので)なのも相まって、漕ぎ出しは軽快です。ある一定の速度まで気持ちよく出せます。しかしそこからは速度が伸びません。それでいいんです。BMXですもの。低速でのコントロール、中速域(15km-20km)での走行性が快適ならば十分です。

歩道の乗り上げも、タイヤ幅があるので楽です。ただインチが小さいので、少々高いとハンドルはブレます。ちょっと前輪を浮かし気味でハンドル操作してやる必要があります。これは仕方がないです。

クッション性あるサドルならいいが、モデルによっては樹脂板だけのものも。

そして購入するときに、ちょっと注意して欲しいのが「サドル」です。街乗りモデルに作られたBMXには、それなりのクッション性あるサドルを装着していることが多いですが、競技用モデルに一目惚れしちゃうとサドルはカッチカチの「樹脂のみサドル」が装着されてますので、ママチャリみたく座って走行し続けるとお尻が痛いです。

その場合は、自分に合ったサドルを見つけて頂くことになるので、少し想定はしておくほうがいいかと思います。

なかなか故障しにくい(気がする)

ところでBMXは、その独特なフォルムからして独自な部品が装着されているものが多いです。他の車両に比べ、わんぱくな乗り方でも耐えられるような作り方をしていますので、全然…と言っていいほど故障しません。

むしろその頑丈な車体なので、そこそこキズや汚れがあっても、それは見た目の風格が増した感じがするという不思議な乗り物。もちろん定期的なメンテナンス(洗車とか注油とか)は必要ですが、使えば使うほど味がでるという自転車は、BMX以外ないんじゃないかな。

なんだったら若いときに乗っていたBMXを「子供に自分のBMXを譲ることになったんだ」という2世代使いも問題ないほどの頑丈さ。そんなお話、実際にされている方いたら…めっちゃ美しいやーん♪

今なら乗りたいのはこれかな

こちら26インチBMX(のはず)だ。最近はディスクブレーキ仕様も多く、その必要性はトライアル競技を見ると納得。

何度も言いますが、専門的なお話は割愛してます(長くなるし)が、BMXも先述のようにサブジャンルが多くあります。中でもエクストリーム競技で使用される車両ジャンル「フリースタイル」では、ハンドルが360°、くるくる回る『ジャイロ』と呼ばれる部品がついてます。これ、少年の心をくすぐる部品ですよねっ

またBMXは20インチタイヤが標準となっていますが、24インチや26インチのモデルもあります(29インチモデルも)。これらはBMXクルーザーと呼ばれてますが、24インチサイズのBMXの発祥ははっきりしていません。ビーチクルーザーからのモデルなのか、BMXからエッセンスを取り入れたのか、それとも単に子供向け20インチBMXの兄貴分としてリリースされたのか….。いづれにしてもこのクルーザーモデルからマウンテンバイクは生まれたのは確かです。

で。大人になって20インチBMXを乗りましたが、それも許されるのは若い時だけでしょう。40を越えた中年が乗ると色々と無理があります。もしこの記事をお読みになっている方が10〜20代でしたら、今のうちに乗っときましょう。

中年世代でトライしてみたいと思った方は24インチ or 26インチモデルがオススメ。ちょっとやんちゃな雰囲気も醸し出した遊びゴコロを忘れていないアダルトフレーバーが魅力的に映えるかもしれません。(*注:人によります悪しからず)

charichariも中年ですので24インチ以上を選びますが、今乗りたいと思うのは…これかなぁ?

▼ GT Pro Series Heritage 24インチ

個人的に好きなGT。そもそもBMX業界から発祥したメーカーなので、老舗「Mongoose」と肩の並べる存在。その中でネオクラシカル的なモデルを出しているのはGTかも。大柄な大人には24インチは少々小さいので、26インチや29インチモデルを選ぶのもいいだろさ。とはいえまずは24インチモデルをご紹介。


Subrosa (サブロサ) Salvador 26″ Black【26インチ】

2006年からスタートしたブランドだが、BMXのフリースタイルで名を上げたライアン・シャーを筆頭に創業したサブロサ。メーカーというかプロ選手のプロダクション的機能もあり、東京五輪で活躍した中村輪夢選手もサブロサのプロチームに所属している。そんなサブロサからリリースされている26インチBMXがこちら。ちょっといかつめだけど、街乗り映えも最強。(モテるかどうかは別ですが)

▼ その他

Mongoose(マングース)KINK(キンク)HARO(ハロー)SE BIKES(エスイーバイクス)など、charichariがBMXでアメ村を走っていた(通勤で)頃に欲しかったブランドが、今でも欲しくなるモデルをリリースしていることに嬉しくなります。

20インチBMXをここでは紹介していませんが、街乗りにもいいです。例えばマンションとかオフィスとか、駐輪がしにくい路上環境ならヒョイと担いで持っていけます。これは便利でしたね。当時BMXに似合うカゴとかあまりなかったのですが、最近は色々とリリースされているので楽しいんじゃないかなと思いますよ。

そのあと24インチBMXに乗ったら、20インチに比べ断然に乗り心地良かったです。でもサイズが大きいので担ぐのはしませんでしたけど。1年後異動となったので、学生時代の友人に譲りました。あれから20年ほど経ちましたが、当時譲った24インチBMXは今、まだ現役だそうです。さすが元自転車部の整備隊長(整備好きだったから)っ!

…というわけで新人君。
君は身長が170cmくらいで良い感じだから、20インチでも24インチ以上でも好きなの乗ってみなさい。きっと新しい感覚に刺激を受けるから。

そんなこんなで今日も元気にいってらっしゃーい♪

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