ブレーキワイヤーを飾ろう

年末に洗車をしてから、しばらくメンテらしいことをしていなかった我が愛車。あ、ちなみにcharichariの愛車は「Weekend bikes」というアサヒ自転車からリリースされているクロスバイクですが、なんだかんだで8年ほど乗っています。

きっかけは、そろそろ安くて軽い自転車…気軽に街乗りできて、カスタマイズしやすい自転車ってないかなぁと、思っていた時に、知り合いがなんでも関係ある企業で「一度乗ってみて」と言うもんだから、試しにアルミフレーム車を購入したらなかなか良い。普段使いには十分な製品かつ、汎用性ある部品を使っているので、カスタマイズするにも修理する時でも揃えやすい車両です。

あまりに気にせず気軽に使えるので、それまで乗っていた「ビアンキ」というメーカーのクロスバイクの出番が減りまくり、友人に譲渡。「ビアンキ」号は今でも友人が乗っていて、パーツ交換とか手伝ったりしています。

で、話は戻って我が愛車。
さすがに7年経過すると、色々と劣化や消耗が出てきます。タイヤやチューブは過去2回交換、ホイールのOH、ブレーキシュー交換3回など他、細かい部品の交換はいくつもあり。この間はシフトワイヤーが断線したので、交換したかな。

太陽光で裂け目が飛んでしまっているが、汚れをとれば分からないものの、確実に細かなヒビが刻み込まれているのだ。特に孤の先端は無数に亀裂が走っている。

今回は、各ワイヤーの「アウターワイヤー」の硬質劣化により裂け目が頻発してきました。

細かい亀裂程度なので、まぁ部品購入して交換すればいいのですが…
いや待てよ。樹脂側の亀裂がほとんどだから、なんやったらテーピングでも十分ではないか…と。それで無理なら購入したらいいではないか…と。D.I.Y.スイッチが「ON」になったわけですハイ。

どうせやるならカラーテープにしよう

単にビニールテープを巻きつけるとしたら、おそらくテープ糊が溶けてズレて、ニチャニチャになるだろうそうだろう。それじゃあかっこ悪すぎる。

ではどうするか?
行き着いた答えは。。。

マスキングテープでやってみようということになりました。

正解かどうかはわかりませんが、使用目的としては間違っています。しかし適応するには逸材かもしれません。その期待にcharichariのポリシー『やってみればわかるさ』から強制正解に誘いました。

マスキングテープって意外と丈夫!?

そもそもマスキングテープで自転車の補強部品になるものだろうか?

そんな疑問が120%沸き起こるテープ素材です。だって紙を加工したテープなんだもん。ビニールテープなどに比べて、圧倒的に耐久度合いが違い過ぎそう。しかもマスキングテープは通常、塗装などの境界線に使ったり、機材や部品のマーキングに使ったり、工作系の装飾に使ったりと『軽度な貼り付けポイント』に使用するイメージが強いです。wikipediaも確認してみましょう。

「マスキングテープ(英語: masking tape)は塗装をはじめとするシーリングやコーキングの際に塗装箇所以外を汚さない目的で使用される保護用の粘着テープ。「マスキング」は「覆い隠す」の意味で専門的には「養生」と呼ばれ、マスキングテープは養生資材に分類される。粘着力が弱く剥がしやすいため、仮止めにも使われる。近年ではさまざまな色や柄のマスキングテープが発売され、装飾やラッピングなどに幅広く用いられるようになり人気が高まっている」

ですよね。
wikipediaで紹介されている概要で見ると『粘着力が弱く剥がしやすい』ということが書かれています。これが一番、今回の使用で心配な特徴点でしょう。

ただマスキングテープは一体全体、何で出来ているのか?紙素材であることは、感触からでも確認できますが…。先ほどのwikipediaを読み進めてみましょう。

材質・幅・色・柄はさまざまで、粘着力も商品によって異なり、使用用途によって使い分ける。基材は紙・ビニール、粘着材はゴム系・アクリル系のものが使われる。メーカーによって異なるが、一般に水色はシーリング(コーキング)用、白色は建物塗装用、黄色は溶剤と熱に強いことから自動車塗装用と色で区別されている。ホームセンター等で入手できるものは、基材は和紙で粘着力が弱くのり残りの少ないものが一般的。

そうなんですよ。分かっているんですけど…改めて確認すると、私たちが手軽に入手しやすいのは『和紙』素材なんですよね。charichariが購入したマスキングテープも『和紙』の素材で出来たものです。ここまでで確実「水に弱そう」ということが分かります。

しかし実際は、思っていたほど丈夫だった

しかし実物は「思っているより水に強いかも」な品質です。
写真を見れば分かって頂けるかと思いますが、単なる「和紙そのもの」ではなく、表面にコーティングされている様子でテカリが確認出来ます。このテカリ感、紙ガムテープと同じなのではと思われますので、おそらくポリエチレンラミネート加工のようなことはされている様です。

粘着テープは巻かれている状態で販売されている。ポリエチレンラミネート加工は、テープ表面にテープ裏面の粘着糊が張り付き抑えるための加工だ。マスキングテープは、クラフトテープほど粘着力はないので薄目の加工の様かもしれないが、それでもしっかりとコーティングされている。

てことは、和紙はもともと耐久性も高い(紙の世界では)ので、少々の縦目の引っ張りには耐えちゃいますし、色褪せも少ない。しかもコーティング加工されているので、水浸しの環境や高湿度環境でほったらかしをしなければ、耐水能力も高いのではないでしょうか。

今回は「ブレーキワイヤーの補強と装飾」という、ちょっとファッション的な使い方だけに『アレやったら剥がせるし」という側面も、品質と共に期待できそう。

マスキングテープ、思っていたより有能かもしれないっ!

カラーテープも色々ある

世の中、マスキングテープも色が豊富にあり、さらに柄物テープもあります。
特にカモ井加工紙株式会社さんの文房具テープ「mt」シリーズは有名で、ラインナップも豊富ですので、好みの色や柄のパターンを選ぶのには良いでしょう。

charichariは最近ポールスミスのカラーパターンが好きなので、そのパターンに近いものを選ぶことにしました。愛車もブラックですし、アウターブレーキワイヤーの柄に取り入れるなら、もしかしたら良いスパイスになるかもしれません。

色パターンは違ってもこんな感じに見えれば…

そう思って、店頭やネットで探すこと1週間。

見つけました。
このレインボー調のストライプ柄のマスキングテープです…って、先の写真で紹介しちゃっていますけど。

ちょっと可愛すぎかな…と感じますが、いやなに。ブレーキワイヤーなる小さな部分に巻きつけるんだから、それほど強調はされないだろうさ。やってみないと分からない。危ぶむことなかれ。やればわかるさ。

ついに入手!早速巻きつけてみよう

季節は冬。晴天で湿度も低く、いい感じの気温です。貼り付ける前からニチャニチャしそうな夏とは違い、良いコンディションです。せっかくだから巻きつける前に洗車でもしておこうそうしよう。

朝方に洗車をし、乾燥させるべく近所を走行。
シフトがシブくなっているので、調整をもしつつ周回。その日の夕方に貼り付け作業をしました。グルグル一定の力を保ちつつ丁寧に施していきます。

すると、こうなりました。

ちょっと太陽光で色合いが分かりにくいが、こんな風にただ、ぐるぐると巻いただけ。巻き方のコツは一度に巻くのではなく、一定の長さに切り、各端っこが後でめくれ上がらないように丁寧に重ね巻いていく感じ。

ほほぅ。面白いではないか。
ちょっとキューティな感じはするが、まぁ「(明るめの)ポールスミス調」言うことにしておこう。というか「そんなアウターワイヤー売ってるんですか?」と、勤務先で言われそうだ。実際に「柄ワイヤー」とかあったらいいのにね。プリントが難しいか細すぎてなきっと。

他にも色々遊べそう

今回はアウターワイヤーの補強目的と合わせて遊んでみてますが、単に「巻きつけて装飾する」だけのお話でもあるので、手軽にできるカスタマイズかもしれません。

他にも色々なパターンがありますが、ブレーキワイヤーが細いので、シンプルな柄が合いやすそうです。charichariが思う柄はこちらかな。

マークス マスキングテープ ベーシック 「マステ」
イエロー ドット/ ブルードット / グリーンドット
車体の色合いによって選ぶと楽しい。
ハンドルバーテープと柄を合わせるイメージで行くのもおしゃれかも。
カモ井加工紙 mt
カラフル・ドット / 小花 / 麻の葉・朱赤

あまり柄が大きかったり、色が濃いパターンなものは、巻きつけると「なんじゃこら」になりそうなので、おそらくコツは『小さな柄模様でシンプルなカラーリング』なんだろうなと思います。

もしハンドルテープと合わせてやると、統一感が出て引き立ちそうです。
近しい柄があるのかどうかはさて…?

こんな和柄もおしゃれで面白いだろう。
「自転車のケーブルワイヤーに巻きつけてね」じゃなくても普通にプレゼントしたら喜ばれる。

カモ井加工紙 マスキングテープ mt 和紋・四 15mm×10m 6巻セット

さて気になる耐久性は?

巻きつけてから2週間が過ぎました。
特に損傷しているとか、「やっぱりな」的な問題はおきていません。

気温と湿度と日差しが強い夏はどうなるのか…
その季節を迎えたら、装着は半年を経過することになります。このままトラブルなく現状のまま夏を迎えられたら、またレポートをしたいと思います。

こんな感じに、普段乗っている自転車に、少し手を加えると新しい印象になります。
今回はある意味「ステッカーチューン」なる域の補修レポでしたが、それでも役に立ってくれそうです。皆さんでも簡単にできる方法ですので、是非参考になさって下さい。

あ、それとホームページも見やすくカスタマイズしました。
おかげでどんな記事を書かせて頂くといいのか、charichariも分かりやすくなった気がします。より良い記事を書かせて頂ければと思っていますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい♪

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