自転車乗りから(安全な運転に向けて)自転車乗りに物申す

季節も良くなってくると、このコロナ禍もあってか自転車での移動を選択される方々が増えた気がします。春っていいですね。

しかし自転車に乗っている人、そして自転車を利用している人自身の安全配慮が乏しい場面を見かけることが多くなりました。どういうことかというと、簡単にいえば『危ない運転だらけ』を目にするんです。

どういうことか? みんなで気持ちよく走れるように、今一度再確認したいと思いますっ

自転車は車両である

ご存知の通り「自転車は車両」です。軽車両です。タイヤついてますし人乗りますし保安部品の装着条件もある乗り物です。ただ『人力』だけに運転免許が現在のところ、発行するまでには至ってないだけで、交通ルールはクルマやオートバイ(原付自転車含む)とほぼ同一の交通ルールを守ることが義務となっています。

▼ 走行は左車線&左側

これは自転車に乗っている方全員がご存知…と思っていましたが、日本では「全ての車両は車道では左走行」です。しかし平気で車道を逆走してくる自転車乗りがいます。オートバイ含め鉄の塊が走る道を逆走するなんて正気の沙汰ではありませんし、自転車は許されているということはありませんっ! 歩道を低速で走ることは原則、許されているので次の信号で必ず順走して下さいね。

▼ 2段階右折は必須

「ちっ…めんどくせぇなぁ」
その気持ちは急いでいる時に共感しますが、車両が往来する交差点での直(じか)右折は、反対車線で走行する車両にとってかなり怖く、目の前でヒョイと出てきたら罰ゲームどころの騒ぎではありません。車両運転では後続車両への危険注意をする義務があり(そのためにブレーキランプがある)ます。もし急な飛び出しが発生し危険回避をすれば、車両は次々に事故を起こす可能性があります。あなたがよくても周りは惨事に。自転車も事故を誘発した罪と交通ルール違反で罰則が課せられますので、おやめ下さい。

(出典:wikipedia)

▼ 歩行者優先

わかっていても難しい気持ち分かります。でもそれはどんな状況下でも、あなたの自転車走行の都合であって、歩行者の都合を無視しています。減速し警告ベルを鳴らして存在に気づいてもらう、老人ならば安全な進行スペースが出来るまで待ってあげる、近隣の店などから出てくる人を予測して車道側を低速で走る or 降りて自転車をおすetc、車両で走行している以上は責務です。スポーツ系自転車で歩道では速すぎる速度で走行するのは歩道という世界ではテロリストでしかありませんので、歩行者を優先して下さいね。

▼ 緊急停止出来ない速度で公道を走らない

フードデリバリーで見かけることが多いのであえてお伝えしますが、ロードバイクで高速で車道を走り抜く自転車の多くは配達スタッフの方です。いくら仕事だからと言っても道路交通法はユルくなりません。路地からの車両に側面から自爆している方、急な進路変更による車両との側面衝突している方、お子さんが横断歩道を歩いているのに気づき、目の前で急ブレーキするも衝突している方などの被害を見たり聞いたりします。せっかくの美味しい食事も崩れますので、どうか安全速度で走行して下さい。

▼ 飲酒、2人乗り、迷惑駐輪などモラル条件は守ろう

これはcharichariも当てはまります。特に駐輪ですね。駐輪場に止めずに歩行者や車両の妨げになってしまったことは、いくつか経験があります。今後も気をつけたいところです。そして流石に機会はございませんが、2人乗りでの走行や飲酒走行は時々若い方々で多くみかけます。理由は分かりますよね(笑? モラルも多分に含まれている行いは、マナーを踏まえてD.I.Y.しましょう。

自転車で見かける危険な走行

無灯火運転もかなり危険。自転車同士でもビックリすることがよくある。自分のためにも相手のためにも何かしらライトはつけて欲しい。

ケース1「逆走」

クルマやオートバイを運転していても、かなり見かけますし、すごくヒヤッとします。特に路上のパーキングスペースに駐車している車両の陰から、逆走で突然現れるとビビります。オートバイ運転中で遭遇した時は死ぬかと思ったほど。時には傘さしながら逆走する人もいるんです。轢いた方が迷惑です。やめましょう。

ケース2「急な方向転換」

歩道で見かけることが多いのですが、前を走行していた自転車が、何かを急に思い出したかのように転回行動、もしくは店先で見たいものを発見して急停止する…。後続車両の玉突き事故は自転車でも発生します。後方確認をするのは義務ですし、通り過ぎてでも安全な路肩まで走行して、店先まで少し戻る…などの行動をして下さい。

ケース3「ふらつき運転」

高齢者に多いのですが、ハンドルをクネクネと「左行くのか右行くのか…なにそのフェイントっ!」と思われる高度な走行技は、前方からでも後方からでも安全協力が難しいです。お気持ちは分かるのですが、乗車に怖さがあるのならいっそ、3輪自転車にしましょう。それなら「ふらつき運転」は解消されますし、荷物も積載できますのでオススメですっ

ケース4「チキンレース挑戦者」

おばちゃんに多いです(苦笑。向かい合って『あ…左キープですれ違おう』と思っていたら、自分の方に突っ込んでくるケース。または『そこに歩行者いるから一旦停止ですれ違わないと無理だな』と思ったら、決して己の導線を頑なに守る特攻ケース。ご経験ありますよね? 基本的に自転車は「左走行、キープレフト」です。あとは臨機応変です。チキンレースを挑むのはやめて下さい。

ケース5「携帯電話操作ながら運転」

若い男女に多いです。一瞬目隠しで走っているようなものです。この運転で歩行者に重傷を負わしてしまい、裁判および罪になることが増えています。過去に歩行者との接触で死亡させてしまったことがあり、それ以降重罪として罰則も強化されています。先日、子供と接触し親御さんがフードデリバリースタッフに怒りまくっているところをみましたが、スマホGPSで現在地と目的地を確認する時は、必ず停車してからにしましょう。

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自転車を押しながらでも周囲確認はしてほしい

これは交通ルールではなく、マナー範囲のお話なのですが….。
自転車から降りるとあなたも歩行者。ただし自転車を支えています。見た目通りなかなか大きなものです。押して歩いたり立ち止まったりしていると、ほかの歩行者が追い抜いたり横切ったりする時、障害物があると認識して避けていきます。

「障害物と認識して」
これなんです。めんどくさい言い方しましたが、商店街や食料品店の前などで滞留されたり、駐輪場からいきなり突き出してきたりすると、避けようにも避けれないことがあります。また歩道の真ん中ですれ違った「知人と立ち話 with 自転車」のご婦人たちは『ほんの少し』のつもりでも、行き交う人にとっては邪魔でしかありません。

また思い出したかのように、押している自転車とともに急なUターンをする方、これは危険行為です。charichariは路地で目の前…というか、自分の自転車の前輪に相手の前輪がUターンとともに特攻されたことがあります。転倒は免れましたが、すぐそばにクルマが接近していたので怖かったです。

自転車を降りても、自転車に乗っているとき同様、周囲に注意を払って行動することは、自転車ユーザーにとって当然なことです。どうか気をつけていきましょう。

お互いに交通ルールを守り譲り合い精神で

時勢柄、街中で走行する自転車が増えるのは仕方がないことです。でも交通ルールを守ることは必然。そうじゃないと街中の道路は事故だらけの死傷者だらけになります。それを防いでいるのは、罰則だけではなく我々のモラルと運転マナーしかないのです。

自転車も同じ。「自転車だから(大丈夫)」はあり得ません。それぞれのマナーで成り立っている乗り物です。余裕が生まれないこんな世の中はポイズンですが、ここはこんな本を読んでリラックスして頂ければなと思います。

親と子に向けた教育本の一つですが、全ての人に共通することだと読んでいて思いました。よろしければ是非。

それでは今日も元気にいってらっしゃーい♪

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