痛々しく日焼けしちゃったぜ対策とは

「夏になると日焼け。辛いですよね」

のっけから通販なる切り出しで始まりましたが、日焼け対策って事前にすれば、後々とてもラクというか、翌日も普通に過ごせるものですけど、大抵は『やっちまったぜ真っ赤っか…いてぇ…』と後悔するケースに陥ることが多いのではないでしょうか(特に男性)。

いやそりゃそうです。だって女性は毎日のメイクをする時や、母親からスキンケアを教えられたりと、事前にケアする方法を知っていますから(それでも腕や肩は無防備に晒してしまって『やってしまったわ…泣』という時もありますが)。

で今回は、そんな日焼け対策っちゃ対策ですが、『日焼けしちゃった対策』をお伝えしましょう。

1.自転車で思わず焼けちゃう場所

各シーズンによって変わりますが、多くは「顔」「首回り」「腕」「手の甲」「足」という5箇所がシティサイクルの乗車時によく日焼けする場所といえます。

なぜシーズンによって変わるかというと、ファッションによって日焼けポイントが減るか増えるかの差があるからです。当然ですよね。

またボディウェアを着用して、がっつり走るロードスポーツ系とは違い、カジュアルファッションで乗車する機会が多いシティサイクルでは「ちょっとそこまで」的な乗車方法だけに、予防対策をせずに肌を露出するチャンス差が大きいのも一因でしょう。

通勤や通学でも毎日、自転車を利用していると浅黒く日焼けする。距離がある場合は、日焼け対策は必要だ。

2. 日焼けの仕組み

先日NHK WEBで「たかが日焼け?~甘く見ないで対策を」では、日焼けを甘くみてしまった方々のインタビューとクリニックの先生によるコメントを紹介されていましたが、まさにその通りです。

ではこの日焼けはどうして起こるのか?
簡単に言えば「肌が自衛として黒色素(メラニン)を表面に出すから」 です。この詳しい説明は、以前紹介させて頂いた記事「日焼けのメカニズム <お肌の回>」や「日焼けのメカニズム <お目めの回>」をご覧頂けるといいかと思いますので、ここでの詳細は割愛させて頂きますが、先述のNHK Webの記事で取り上げられているひどい日焼けの場合は、もう自分でケアする範囲を超えています。痛みをこらえて皮膚科に通院してください。

参考他記事 (皮膚科Q&A)

3. 日焼けを効率よく鎮めるには

「日焼けをするつもりじゃなかったんよ…」
と、あとのまつり状態の方は、日焼け対策する方よりも何倍も多いのではないでしょうか?ついつい焼けてしまった肌の炎症を、上手にケアするにはどうしたらいいのか?ポイントは2つです。

+1.保湿

日焼けで炎症気味になった時、肌がジリジリと痛みつつ痒い(乾燥して)気がする…という症状を感じることがありますが、まさしく肌は水分を欲しているメッセージです。保湿パックを日焼けした場所に被せてやるといいでしょう。
飲み友達の医者に言わすと『プラセンタとかヒアルロン酸とか入っている保湿パックは優秀』とのことでした。パック商品は薬局でも売っている『顔用』のもので問題ないそうです。

2.冷却

肌がヒリヒリ、ジリジリするのは炎症を起こしているから。熱を持っているので、鎮める意味で冷やして下さい。前出の医者に言わすと『パックを冷蔵庫に入れて冷やしてから使うといいよ。あとは涼しい部屋で過ごしていたら、保湿パックも熱を少なからず放出する働きをするから』だそうです。

なんだか保湿パックを推奨するお話になっていますが、そんなうまいこと保湿パックがあるわけではありません。特に野外で遊んでいて、帰りがけにヒリヒリする…ということも多々あります。この時、車とか電車とかでシートに座った時のイタさはもう…たまらんですよね。

そんな時は、タオルやティッシュペーパーに水をふくませ、日焼け場所に貼り付けてやると応急手当が出来ます。ずれそうな場合はハンカチやタオルで包んで保護してやるなど対策をとるといいでしょう。同時に体内への水分補給もこまめにとることもお忘れなく。

日焼け後は対処時間が早ければ早いほど、回復が早まりやすいので是非、早期処置を心がけて下さい。何度もお伝えしますが、水膨れや腫れなどの症状は、自己治療は厳しいです。必ず早めに皮膚科に行って下さいね。

日焼けにオススメ商品

先述でハイボール片手に保湿パックを推奨する医者が言うように、軽度(肌が火照る/少しヒリヒリする/etc)な症状にはかなり有効。…らしいです(酔っ払い医者の言質をWebで確認した)。
プラセンタやヒアルロン酸配合のパック製品ってどんなのがあるのか、少し探してみたら…結構あるんすね。

飲んべぇ医者に言わせると「(利用者が)知らないメーカーは使いなさんな。問い合わせ先が不明瞭で肌トラブルで駆け込んでくる患者さん、結構多いから」とのことですので、せっかく紹介しても肌がアレでアレになったらアレなんで、認知度の高いブランドネーム製品だけをご紹介します。

▼ドクターシーラボ
フォトホワイトC 薬用ホワイトニングマスク [美白フェイスマスク・シートマスク] 医薬部外品

皮膚科の医師が監修しているドクターシーラボ。手軽なメディカルコスメとして今でも人気。日焼け後の肌に栄養成分を浸透してくれる。

▼マックスファクター
  SK-II フェイシャル トリートメント マスク 10枚入 (箱入り) 【並行輸入品】品

SK-IIのピテラを贅沢に配合。贅沢な美容成分で、徹底的に日焼け後の肌を整える。日本人の肌に合わせた製品だけに、国内だけではなく海外でも人気が高い。

赤くなって痛痒い症状の時 (ここまでが自己治療の限界だそうです)
▼【指定第2類医薬品】プレバリンαクリーム 15g ※セルフメディケーション税制対象商品

湿疹・皮膚炎に優れた効果を示すアンテドラッグタイプのステロイド剤。
かゆみや発赤が強いと無意識のうちにかきこわし、症状をさらに悪化させてしまう場合があります。このような炎症を抑えるステロイド剤にかゆみを効果的に抑える成分を配合した皮膚疾患治療薬です。アンテドラッグとは皮膚表面の患部では抗炎症効果の高いステロイド剤として働き,体内に吸収されていくと分解され,作用が弱くなる薬剤です。

(メーカー文一部抜粋 / 他の注意事項は購入前に必ず確認して下さい)

▼【指定第2類医薬品】フルコートf 10g

化膿してジュクジュクした患部や、かき壊して化膿を伴っている患部にも効果を発揮します。
☆フルオシノロンアセトニド
外用専用として開発された合成副腎皮質ホルモン(外用ステロイド)で、ストロングランクに分類されます。優れた抗炎症作用があります。
☆フラジオマイシン硫酸塩
皮膚感染を起こす多くの細菌に有効な抗生物質です。化膿した患部での細菌の増殖を防ぎます。
※軟膏剤は刺激が少なく、皮膚を保護する作用もあるので、ジュクジュクした患部にもカサカサした患部にも適しています。

(メーカー文抜粋 / 他の注意事項は購入前に必ず確認して下さい)

飲んべぇ医者より
「日焼けは初期症状(ヒリヒリ/火照り)は、とにかく冷やすこと。濡れタオル、氷嚢などで患部を冷やす。それが顔や手の甲などの冷やすのが難しい場所に、冷やしたフェイスパックを貼り付けるのはいいかも。でもフェイスパックは保湿を目的にしているので、顔だけでなく、ニキビや吹き出物がある方、出来やすい方は使用を避けたほうがいいです」

「それでも痛みや赤く腫れが続く、もしくは広範囲ならステロイド。ステロイドを塗ってもダメなら皮膚科に来て。つまりこれ以上の日焼けで悩まされたら皮膚科へ行くこと」

「女性は比較的、気をつけている方が多いけど、男性は『やってしまったどうしよう』になるまで、つまり真っ赤っかとか、水ぶくれとか出来て通院される方が多いので、どうか日々の対策、または長時間、屋外で活動する時はコロナ対策のマスク同様に、日焼け対策は注意して下さい」

なんか真面目なコメントもらっちゃってビックリ。いつもは競馬とアディダスと焼肉の話しかしないナイスガイなんだけど、ちょっとビール一杯奢ったら教えてくれたさ。ありがとね。

それでは今日も元気にいってらっしゃい♪

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