日焼けのメカニズム <お目めの回>
前回の「お肌の回」から続きまして「お目め」の回です。
お肌の悩み、シミやソバカスは、このメラニン色素が紫外線を守ってくれた勲章!?という痕跡とでも言ってもいいかもですが、そんな悠長なことを言ってられる場合ではありません。若々しい肌は、見た目も若々しく見せ、「charichariさん、若いわねぇ(イヤミあるけど)」って言われるには、肌をしっかり守ってやれば…
だけではないんです。実は目からも紫外線が入ってくるんですよ…あ、知ってました?
●目から入った紫外線ってどうなるの?
WebやCMなどで「目からの紫外線は大敵っ!」といったコピーがありますが、確かに目から紫外線は入ります。しかしだいたいは角膜や水晶体で吸収してくれているようです。あれ!? CMのあのコピーって?
(出典引用:ERICA OPTICAL「紫外線の影響とサングラスの選び方」)
でもあまり過信すると目にトラブルを招きます。それは赤外線や可視光線と呼ばれる光のプリズムでみられる光種ですが、この手の光を過度に浴びると炎症をはじめ白内障発症の原因ともなり、視力の低下にもつながるとも言われています。
視力の低下と紫外線の直接的な因果の有無は、はっきりと出ていません。むしろ日常生活範囲で晒される紫外線は、近視または視力低下が有意に減少するという実験結果も出ています。つまり適量の紫外線は、目にもいい効果があるんです。
(出典引用 / 医療専門サイト「m3.com」)
●ただし強い紫外線は要注意だ
肌に強い紫外線を浴び、それが日焼けになるメカニズムは先日お伝えした通りですが、目からの紫外線量が非常に強いと、日焼けと同じ現象が起こることが近年明らかになりました。これは目の細胞にダメージ与える程度なら、脳はメラニンを生産する命令を出し、肌にメラニンを生み出させるという仕組みです。
それがシミやそばかすの原因ですが、まぁそんなものは長かれ短かかれ、生きていたら出来ますよ。前回の「お肌の回」でもいいましたが、それほどまで悪ならば人間は滅亡してますよ。
ーアジア人は目に紫外線を受けやすい
参天製薬がまとめたニュースリリース(2018年5月23日)によると、日本人の顔の骨格から、彫り深い欧米人に比べ1.5倍以上の紫外線を受けやすいとのこと。「顔の濃い族」ってスゲェっ!
「~意外と知らない!? 「目の紫外線対策」のウソ・ホント~」
(参天製薬ニュースリリース)
ーでも大丈夫。人間だって環境適応能力がある
ただ「顔の濃い族」にも事情があって、どうやら一説によると『瞳の色』にも関係している様子。つまり人類にはおおよそ6種類の目の色があるそうですが(ブラウン/ヘーゼル/アンバー/グリーン/グレー/ブルー)、ブルー系の目を持つ人種は、メラニン色素が極端に少ない。
そのためなのか、それとも「顔が濃いから」の骨格からなのか、どちらが先なのかはわかりませんが、「顔の濃い族」にブルー系の目をした方が多く、「顔の薄い族」は太陽の光や紫外線を多く受けるので、目の色が濃いブラウンになっているわけです。
つまりアジア人や南系人でブラウン系の目の色が多いのは、その土地の環境下に適応した目の色であるので、思っているより紫外線への耐久性は高いと言えそうです。
とはいえ、最近の日差しやら何やらは、地球人を殺す気な印象を受けます。紫外線だけでなく殺人的なる日差しをしのぐ目の対策は、当然するべきでしょう。「使いましょう。人間の知恵と工夫と有効製品を」です。
●自転車運転でも使える!オススメサングラスとは?
というわけで、サングラスの必要性はオシャレだけではなく、目の病気やトラブルを未然に防ぐ必需品ということが分かりました。あとは「自転車でも使いやすいサングラスってあるの?」っていうお題目が上がります。こんなんどうでしょう…?
1.アディダス the shield sport version
優しいデザイン、それでいて軽度なスポーツでもズレにくい。街中でも違和感なく使えるアイテム。カラーも男女ともに適応出来そうなバリエーションは助かる。サイドまで広いレンズにつき、隙間からの紫外線もシャットアウト。当然ながらUVカットモデル。
|
2.スワンズ Airless Leaffit
こちらもユニセックス商品。アディダスもいいが、スワンズもオススメ。charichariがスキー選手(インターハイ)の時に愛用していたゴーグルもスワンズだった。当時はSCOTTと悩んだが…。そんな思い入れ深いメーカーだ。こちらもデザイン性にすぐれ、カジュアル&アウトドアスタイルのファッションなら問題ないだろう。使えるし高品質な一品だ。
|
という2商品がオススメだ。え?もっと他にあるやんかって?
いやそりゃございますが…サングラスって人に勧めるのが難しいんですよ。だから着用したことがあるものだけにしましたよってに。SWANSは、日本人骨格に合わせたフレームなので、かなりしっくりします。
アディダスは女性的なフレームラインをしているように見えますが、ところがどっこい。男性でも合う方多しな印象を受けた一品です。
とはいえ、いずれも一度はお店で試着して見てください。
というのはサングラスは「ご自身の眉毛のラインと、サングラスのトップフレームラインが、なぞられたもの」が、あなたに適したサングラスの一つになります。そこから製品そのものの好み(デザインなど)になりますので、どうぞご試着をオススメします。
というわけで、<お肌の回>と<お目めの回>、ご自身の自転車ライフに活かして頂く参考になったでしょうか?少しでもなってくれたら…嬉しいっす。
それでは今日も元気にいってらっしゃいっ!!