自転車のペダル <その1> いろんなペダル

自転車のペダルは、私たちの自転車ライフで非常に重要なパーツの一つです。もしペダルがなかったら…動力をクランクやチェーン、変速機からタイヤへと伝えることができません。「人間さまエンジン」のエンジンエネルギーをもれなく、しっかりと伝えていく重要な部品です。クルマで例えたら…クランクシャフトですかね別に例えなくても良かったかもですね。

そんなペダル、重要な部品ではありますが、その構造はすごく単純なので、基本的にはうんちく語るほど変化も本質もないのですが、ただ軽快車でも知っておいた方がいいことがあります。それは『ペダルのステップ材質』です。

 

■ペダルの材質はいくつかある

普段、軽快車などの一般自転車に乗車する時、ペダルのステップの色は何色でしょうか? 基本的に『黒』が多いですよね? もちろん最近はいろんなカラーバリエーションもありますけど、多くは『黒』で樹脂製の部品が使用されています。

この理由は、多少持論が入りますが【軽い】【腐食しにくい】【靴などを痛めにくい】【脛(すね)に当たっても痛みが比較的優しい】の概ね4点の条件があるからだと思っています。

 

一方、スポーツ系(クロスバイクやマウンテンバイクなど)は、金属製材質を使っていることがあり、ペダルと足とのグリップを高めるためにギザギザが施してあるものが多いです。

こちらの理由は【軽い】【衝撃に強い(割れない)】【確実な踏込みがいる】の3点を優先されたものだからと思います。

 

他にも競技系ロードバイクで使用される、シューズとペダルを固定し、エネルギーを伝えやすく開発されたビンディングペダル(専用シューズが必要)、クリートペダル(専用シューズが必要)がありますが、こちらは普段使用の軽快車に使用す流には利便性が悪すぎるので、今回は割愛します。

 

 

■ペダルによって自転車の趣は変わる

「まさかそんなに…」と思いますが、実際本当です。その訳を少しお話しましょう。

軽快車などの一般車両は、その使用目的に応じてメーカーは製造されています。例えば「通勤通学用コンセプト軽快車」ならペダルは『フル樹脂製ペダル』を多く選ばれます。それは ”ビジネスシューズやパンプス、制服の靴などの革製品系靴を筆頭にした乗り手の靴、または靴底を極力、痛めないように” の思いが込められています。

事実「おたくの自転車を購入したけど、靴底が傷んだぞ。どうしてくれる」という話があります。軽快車は、そういった万人のライフスタイルを考慮した仕様でなければいけなく、「通勤通学用コンセプト軽快車」は特に考慮された部品を使用されています。

 

また「主婦が日々の生活に使用するコンセプト軽快車」では、比較的カジュアルな靴を使用されることが多いので、まだこだわりは少なく、むしろ『耐久性』をやや重きに置かれています。そういったペダルは金属と樹脂の混合製品を使用し、例え駐輪場などで自転車が倒れても、その衝撃によって破損することが出来る限り無いようにされていることがあります。

ただ極端に安い軽快車(例:9800円的な)は、そんなことよりも『安い部品でなんとか作らなきゃ』が優先になるので、そこまでの理由はありません。ついている部品は「安いから」です。あしからずですっ

 

 

■ペダルを変えるとどうなるか

軽快車、ならびに軽快車系スポーツ車(バーハンドル型など)での範囲では、正直大きなアドバンスを感じることは出来ません。それは乗車姿勢にもよるのですが、ペダリングをする足の回転は、ハンドルにかけて前傾度姿勢によって”蹴り上げる”チカラによって変わり、ほぼ直立度姿勢の軽快車では、そのチカラは期待できるほどにはありません。

しかしペダル自体の幅や形状を変えることで、踏み込んだ感覚は変わります。でもそれも最初のうちだけで、すぐに慣れてしまい…いや、それも大切なことですが、運転に関わる大きな感動は少なめで『安全性が少し高くなる(踏込み感が安定する)』という効果が、軽快車におけるペダル交換の効能です。

ただクロスバイクやMTBなどのスポーツ車は前傾度姿勢になるので、ペダルをグリップしやすいもの変えると瞬発力が少し高くなり、クイックなスタートを切りやすくなります。滑りやすいペダルなら、ぜひ交換してみると感動があるでしょう。

 

 

■どんなペダルがいいのか

特に「これが絶対的におすすめ!」というものはありません。ただ言えるのは『製造元がしっかりしている(重量が)軽いペダルはオススメ』ということでしょうか? あとは形状や色(バリエーション豊富なものもあります)で、ご自身の自転車を小粋に魅せるスパイシーな実用アクセサリーとしての捉え方も良いと思います。

 

 

 

■ペダルの価格はどのくらい?

ピンからキリまでありますが、下は「約500円未満」から、上は「50000円未満(ロードなど高級車用除く)程度」まであります。そりゃ価格が高いのはオススメです。材質、重量、扱いやすさなど天下一品です。でもそれは都市部で毎日通勤通学メインに過ごす人たちにとって、要る性能なのか?というと、オーバースペックだと思います。

おおよそ『1000円以上3000円程度まで』と思って商品を選ばれる方がいいかと思います。

 

 

■どんなペダルがあるのか?

では軽快車を中心としたオススメのペダルは何か?以下にご紹介しましょう。

 

(MKS/ミカシマ)(自転車用ペダル)MT-FT ペダル

汎用性高いモデルで、デザイン性でも軽快車はもちろんクロスバイクやミニベロにもマッチングするだろう。重量はペアで259gと軽め。お値段も手頃で普段使いには十分だ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

(MKS/ミカシマ)(自転車用ペダル)MT-FT ペダル
価格:777円(税込、送料別) (2019/2/6時点)

楽天で購入

 

 

 

 

Palmy Sports パルミースポーツ M141DU ケージペダル 

こちらも汎用性高いモデルだが、ペダルの外枠にアルミ素材を施している。路面に強打した時でも耐久性は高く、さらにアルミにつき軽量だ(246g)。少しスパルタンな雰囲気を出してみたい時は、このモデルはお求め安くていいかもしれない。

 

 

wellgo アルミケージペダル M248DU 

中国からのメーカーだが、その製品バリエーションは多く日本でも販売経路を拡大中。お値段も質に比べてお安めなので、お買い得かもしれない。好きな色で愛車をPOPに見せたいなど、ファッション性も高いので女性にも楽しく選べて毎日楽しくなること請け合いだ。

 

 

 

今回は3点をご紹介まで。

他にも色々あり「折りたたみ式」「着脱式」などその種類は豊富です。しっかり踏込みが必要な環境(坂道が多いなど)では、ペダル幅は広めの方がオススメですし、平地ツーリングやポタリングなどのチョイ旅には、標準もしくは、やや小さめのものを選ぶ etc…。ファッションもかねて気軽に選んでいくのも楽しい自転車ライフの一つです。

 

いかがでしたでしょうか?

インフル復帰後の記事一発目でしたが…もうインフルは嫌です(大笑)。気をつけたいです。来週中頃まで本業の仕事で詰まっておりますので、それまでしばしおやすみしますが、他の記事もございますので、それまでゆっくり、この『自転車整備のスス芽』をご覧ください♪

 

それでは今日も元気に健康でっ! いってらっしゃい!!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA