自転車の種類「実用車」

これぞ男の中の漢。自転車の中の実用車。硬派一直線、ムーブメントなんてクソくらえ、背中で語るは男泣き!とおらばリーチ果てはツモ。今日も走って頂きましょう漢の日本道ぃっ!!

 

 

…っていう前説が聞こえてきそうなクラシカル自転車、実用車の紹介です。2018年現在、実用車と呼ばれる自転車の製造は大手では2社のみ。ブリジストンサイクルとパナソニック自転車だけとなりました。ただ現在の実用車は、かつての面影はあまり見られないモデルとなり、写真のような昭和テイストあふれる自転車は大手ではパナソニックだけとなっています。

(TOP写真:パナソニック /レギュラー)

 

<実用車の特徴> *現行車ともに共通する特徴のみ記述

・ほぼ完全なる全天候型車両

・太めのフレーム

・荷台は耐荷重30kgを誇る

・雨の日も圧倒的な制動を可能にするローラーブレーキ

・変速機がなく故障もしにくいシングルスピードが基本。現行車ではアシスト機能がある車両もあり

・特殊大型両立スタンドで、どれだけ重い荷物でも軽々と自転車を立てれる

 

 

という感じですね。街中で見る実用車の代表といえば、警察官の自転車、郵便車を筆頭に、出前してもらえるうどん屋さん、中華料理屋、信用金庫などの地元密着な銀行員などで使用されています。

ただこの実用車を個人所有される方も多く、その無骨なシルエットとメンテナンスに手間がかかりにくいことから隠れた人気があります。charichariの友人のお父さんは昔、ロードバイクが好きでしたが、その無骨なシルエットと作務衣を来て乗っても違和感ないし、むしろ似合うし手間かからんし、っていう理由で購入されてから「もうスポーツ車はいやだ。面倒」と言ってます(笑)。一周したら行き着く先の自転車…大人の自転車なのかもしれません。

 

生活シーンではどうなのか、実際乗ってみた場合を検証しました。

 

日常での実用車

・思っていたより乗りやすい

・車両重量が重い分、安定感がある

・重さを感じさせない発進時のペダル感

・でも坂道登りでは苦しい。その苦行は自分に対しての挑戦だと受けて立つ必要がある

・リアキャリアになんでも載せられる感じがするほど、信頼感がある

・缶ビールケースを2,3個重ねて積んでも楽に発進できる

・雨の日に走ってもブレーキは鳴かない。制動性は抜群。

・昭和モダンを感じさせ、ちょっと学ランコスプレして運転したくなる(個人差あり)

・メンテナンスの時、チェーンカバーなど外すのが面倒

・タイヤが耳付きタイヤ(中でチューブを巻き込む方式)なので、経験者でないと苦労する

 

 

という感じです。昔、祖父母の実家が個人経営のスーパーをしていたことで、近隣のご老人などのお宅へ実用車で配達に行ってましたが、修理も私の担当でした。東京の下町だった環境から江戸弁だらけのご近所さんで、粋でテンポのいい会話が心地よかったです。そんな中でこの実用車は、ママチャリにダンボールやレジカゴを載せても、広い荷台のおかげで楽に固定できました。

タイヤ交換は、リムよりまだゴムが内側に2cmくらいビロビロっとついているタイヤ「耳付きタイヤ」ってのがありまして、タイヤバルブに干渉するところはハサミで切って…タイヤを装着する時に、チューブをタイヤ内に包み込んでやるという、ちょっと手間がいる形式のものです。タイヤで「BE」と書かれているものがソレです。(写真出典:レトロな街 青梅にある青柳自転車店のブログ)

今はBEタイヤでなくママチャリなどと同じ「WO」ものを使用していると思います。

 

あとは…ブレーキがワイヤー方式でなくって、「ロッドブレーキ」でした(写真左)。 ワイヤーの代わりに金属棒、カラクリというほどではないですが、「クイっ」っとブレーキをかけるとリムの内側にブレーキシューがあたり制動します。ブレーキレバーも金属棒な車種もあり、冬場に素手で乗ると、ブレーキする度に「きゃーつめたーっ!」と叫びたくなります。(写真出典:ル・ボナーの一日)

 

 

さて購入方法ですが、この自転車に興味をそそられるのは、確実に男性でしょう。ですので本来ならば「店舗で試乗してからご購入して下さい」と言いますが、果敢にもWebでポチりしたい方、自分でこの「男試し組み上げ修行」をされたい方は、下記よりポチりとご購入してください。今の実用車は、ママチャリの組み上げとほぼ同じですので、それほど苦行にはならないはずです。男なら…頑張って下さい(笑)。

…でも不安になったり困ったりしたら、必ず自転車屋さんに相談してくださいね。潔さも男らしさですから恥ではありませんっ!

 

あなたにぴったりの自転車が見つかりますように!

 

 

 

パナソニックが現在のリリースしている実用車「レギュラー」。無骨なシルエットは、昭和の良き製品風流を感じさせるが、構造は現代でしっかりと見直されている最新モデル。自分で組み立ててみたいなら、こちらをオススメします。ただし困ったらすぐに自転車屋さんに相談してくださいね。

 

 

 

ブリジストンサイクルは、かつての実用車「ジュピター」から電動アシスト機能付にモデルチェンジをした「アシスタビジネス」を販売中。いくら実用車が欲しくても、生活環境で坂道が多すぎる場所なら、電動アシストもやむなしっ!こちらの車両の場合は、ぜひ店頭でお買い上げを。しかし「サイクルベースあさひ」さんのお店が近ければ、ここでポチりとしても店頭で受け取ることが可能。ポチってもお店で完成車を受け取れるなんて、便利すぎる世の中です。ありがとうサイクルベースあさひさんっ!

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