[ちょっと無駄話?]ロードバイクのお話を少し。

「charichariさん、実はロードバイクに興味がありましてね…何がいいのでしょう?」(部下)

「うーん、気に入ったのでいいんちゃう?」

「…そうですけど、買うならコレとか、こういうのがオススメとか。。。」

「そうなぁ〜。欲しいかなと思うやつ、選んできてよ。それみてお話しようか?」

という一連の流れが先日、社内でありました。
このサイトはシティサイクルをコンセプトにした記事、そして毎日付き合うご自身の自転車に対する愛を深める!?きっかけになることで、長く大切に楽しく乗車して頂くことをモットーにしていますが、比較対象としてロードバイクに特化した、一(いち)記事を書くのも悪くはありません。

今回はちょっと語ってみましょうか。。。
長くなりそうやな…(遠い目)

ロードバイクって何?

ロードバイクっていうのはこれです。知ってますよね、でも一応…。昔はサイクリング車と言ってましたねぇ。

広く言えば、シルエット的にハンドルが前方に向かって下に弧を描くように下に向いているハンドル(ドロップハンドル)が、象徴的な車両とイメージして頂くといいでしょう。

これらの車両はいかに「速く」走れるかを主目的に置いているので、シティサイクルのような『楽なライディングポジション』『荷重機能性』なる、いわば健常者万人向け多目的仕様ではない車両です。

一般生活でのロードバイクを乗車すると、「速くて快感→つまり興奮というエッセンス込の面白さ」があります。これが単純に…ハマるんです。

ロードバイクの種類

ロードバイク初心者が最初に感じるのは「速度の違い」です。
シティサイクルでちんたら走っていたのが勿体無かった感覚が押し寄せてきます。

例えばママチャリの快適速度が20km/h前後としましょう。ロードバイクではすぐに30km/hに到達、しかも体力ある男性なら、初回から無理しなくても50km/hの速度達成は実現できます。
この速度域の差に、ロードバイクの快感、興味関心は、夢のようにムクムクと育ってハマるんです。きっとおそらくたぶん…

あと感じるのは「車両の軽さ」。
ママチャリとは断然に車重が軽いし、変速機の影響もあってペダリングが軽い。スッと走る。この感触は一度体験されると感動するかと思います。

ではそんな大きな感動があるロードバイク、どんな種類があるのでしょうか?
ん?「ロードバイクって、一つの車両の呼称じゃないの?」

違うんです。
車両のジャンルを指すもので、車両単体の呼び名じゃないんです。5、6種類くらいあるので、ちょっとその辺を見ていきましょう。

▼ オールラウンダー

(出典:Bridgestone)

お値段も手頃で、ロードバイク初心者にはうってつけのオールラウンダー。ロードバイク上位モデルのイズムを継承しつつ、フレーム剛性などを、やや万能的に仕上げられた指向性高いジャンル。ロードバイク好きにもオールラウンダーの愛好家は多い。

▼エアロロード

オールラウンダーとは全く違った印象のシルエットを見せるエアロロード。その名の通り、空気抵抗をできる限り削減させたモデル。価格は普通に100万円を越えるものが多い。最高速へのこだわり、レースに頻繁に出場されている方などへの究極志向モデル。

▼ヒルクライマー

(出典:Trek)

峠を登ることを目的としたモデルで、この系の自転車は「軽量化」を追求したもの。本体重量を8-9kg未満の車体が多く(写真のモデルは8kgちょっと)、アルミフレームやカーボンフレームがほとんど。価格はグレードによって様々だが、このモデルは約35万円。最上位モデルは100万円を越える。

▼ エンデュランス

(出典:Bridgestone)

ルックス的には「オールラウンダー」に近しいが、それもそのはず。エンデュランスモデルは、乗車ポジションを比較的、楽にすることでロングライドでも疲れにくいフレーム設計になっている。車重量も8kg程度で、こちらも初心者にも乗りやすいので人気だ。

▼ランドナー


ルックス通り、ロングツーリングを目的とした車両で、タイヤ幅も比較的太く、かつ積載を考慮したフレーム、キャリア固定スポットがあるなど工夫されているモデル。耐久性も高く車重は他のロードバイクより重いのは当然だが、その無骨なシルエットは「MTBよりこっち」というファンも多い。

▼ そのほか

(出典:bridgestone)

グラベルロード(ちょっとした未舗装路も走破できる仕様)、シクロクロスは、オフロードでも走破できやすい(注:担ぎやすいも含)設計になっているモデルも多いです。

なぜハマる!? ロードバイク中毒たち(経験からの持論)

「でもなんでハマっちゃうのだろう?」

んー、メカメカしいから?…違うなぁ、色々な理由が混在してそうなんですよねぇ。
きっかけは様々だと思います。

例えば「ダイエット」とか「通勤通学で節約しようかと思って」とか、「オートバイを駐輪しておく場所がない」とか「クロスバイクがきっかけでロードに興味が」とか…。

でも、そんなちょっとしたきっかけなんですよね。
最初からロードバイクを購入する方は、普段の生活延長線上を考えるので、あまりいない気がしますが(彼氏彼女のきっかけは別)、「軽いっ速いっ」を体感して感動すると、2台目は10万円を軽く越えるロードバイクに興味津々となるんです(笑。

その途中でツーリングに行ってみたり(100kmとか)、その時に感じる自身の体力不足から鍛え始めたり…。そもそもの目的(節約とか)は、どっかに吹き飛んでしまい、気づけば高額部品に手を染め始め、ついにフレームのしなりを追求する。。。ようこそ、ぬかるみの世界へ。

charichariは仕事柄、クルマもオートバイも関わりやすい環境で、むしろ自転車は少し遠い車両でした。まぁ住んでいたところが郊外だったし、クルマじゃないと買い物に不便…だったりしたこともありますが、ある時、ロードバイクを譲り受けたのをきっかけに、ハマったことがあります。

ただ、一般的なハマり方はせず、むしろオートバイ整備工具&溶接用品がすでに充実していたので、「自作できないか?このペダル」「クランクの歯数を多くした、大きめギアを作ろう」とか、自製作でパーツを製作するなどのD.I.Y.カスタムを楽しんでいましたね。高額パーツは興味ありましたが、あまりそっちに行きませんでした。

思い出に残っている自作部品は…あるチタン加工を営む製作所の友人と、レースでも通用するチタン合金ハブ軸を一緒に製造したことがあります。楽しかったなぁ…。

もし購入を考えているのなら

読んでいる方がもし、購入をお考えだとしたら…今のcharichariとしては「是非、楽しんでくださいっ! きっと面白い世界が待ってますよっ」とお伝えします。

もちろんシティサイクルより高額な車両がたくさんありますし、ある程度お金もかかることでしょう。でもその先にある喜び…というか感動は、体験する価値があると思います。その体験した世界から自転車競技にも関心が湧きますし、特に世界最高峰の自転車レース「ツールドフランス」(youtube「3分で振り返るツールドフランス2019」にリンクされてます)は、非常に楽しめるかと思います。

また都市部では自転車好きが集まるBarが多くあるので、Webで少し調べて赴くのもいいかもしれません。特に購入前なら色々と教えてもらえることもあるでしょう。

charichariが思うに、ファーストバイクは10〜15万円程度から始めるといいかと思います。それくらいからスタートしないと、アクセサリ購入、初期整備費などで同じく10万円近くかかる場合があるからです。

というのは、ロードバイクは基本的に「万人向け」に作られた車両ではなく、カスタマイズしていくことが、ある意味前提でリリースされています。
サドルしかり、ホイール、タイヤ、その他色々と「自分色に仕上げていく」のがロードバイクなので、購入された自転車屋さんと相談しながら、作っていく…そんな楽しみも秘めているんですよね。

それらをご承知頂きながら、ロードバイクに乗られるといいかと思います。

ん?なに?
「もう少し車体選びで具体的なポイント、ないですか?」

んー、、、
ブレーキワイヤーが、フレーム内に収納されているモデルは、メンテナンスしにくいので避けた方がいいかもですっ! あとは…自分に合った車体サイズを選びましょうっ!

それくらいかしらん?
とにかく、気に入ったモデルがあれば、色々調べたり相談したりしてから購入することをオススメします。決して安い買い物じゃないですからね。

というわけで、今日も元気にいってらっしゃーい♪

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