自転車にまつわる交通ルール、知ってる?

さて今回はこちらのお題です。

日本では自転車のモビリティ性をもっと活用しようと、都市整備環境と環境が近しいヨーロッパ諸国を参考に、行政や国家が力を注ぎ始めてからしばらく経ちましたが、この動きは日本だけでなく世界でも”自転車を使った”ビジネスを仕掛ける企業が誕生したり、気づけば私たちの生活にもまぁまぁ反映されています。

例えば、駅前の駐輪場整備や、都市部で地下を有効活用したハイテク駐輪場、レストランの食事をデリバリーしてくれるサービス、シェアサイクルなど、気づけば自転車という乗り物が『車両』としての扱い方、見られ方が増えてきたなーと思います。

ただこの自転車という『車両』、交通ルールがまだちゃんと浸透していなく、感覚は「いつでも誰でも乗れる免許いらずのほぼ『道交法無敵車両』」として、受け止められている気が…しませんか?

ちょっとそのあたり、今一度、自転車にまつわる交通ルールを見直して、自分にも相手にも、事故を誘発させることがないように心がけましょうっていうのが、今回のお題の意味なんです。

早速、進めていきましょうっ!

 

 

●自転車は車両だ。『軽車両』だよろしく

そもそも、自転車は『軽車両』です。ちゃあんと道路交通法の中で、がっつり一般道を走行することを想定されている乗り物だけに、様々な法律の中に組み込まれています。

「何を当たり前のことをおっしゃるのバカじゃん」という風に思われたら安心するのですけど、これがなかなか…『お…今、車が信号で止まってんじゃんか、このタイミングは斜め横断のチャーンス!』とか、”いっちまえ”判断で走行しちゃうと、横からオートバイがっ!…どーん!そんなことを誘発することになります。

『道路はみんなのものです。気持ちよく使ってかつ、使いあえるように心がけましょうね』

かつて小学校に来たおまわりさんのそんな言葉が、事故後に思い出しても遅いというものです。普通に信号を守って、横断歩道の横を走り「2段階右左折」をしていれば、避けられたんです。しかもオートバイの方が「とんだ大迷惑」な事故ケースに、この場合なりますよね。人の人生を台無しにすることもありえます。

 

自転車の車両への定義は、優しく言うと以下のようになっています。

「自転車は、道路交通法では軽車両に位置付けられており、「車のなかま」です。道路を通行するときは、「車」として、交通ルールを遵守するとともに交通マナーを実践するなど安全運転を心掛けましょう」(警視庁H.P.より抜粋)

厳しめに文章変換すると、こんな感じですかね。

「車輪がついてる乗り物で道路を使うなら、使い方くらい守りやがれ。無茶したらチャリでもワッパが待ってるぜコノヤロウ」

 

 

●横柄な乗り方が増えたので、ちょっと締めるよ

自転車ブームが漫画「弱虫ペダル」などを筆頭に、若い世代でのロードバイクへの興味が促進され、海外モデル車両などの需要も拡大、さらに都市部での機動性も注目され(電車より速い安い楽)、電動アシスト自転車のリリースと需要拡大、オシャレとしてのアーバンファッション化したこともあり、自転車の販売需要は近年まで増加していました。

平成29年(2017年)に、自転車にまつわる道路交通法が改定されていますが、以下がポイントです。

(出典:交通事故弁護士ナビ)

 

「警察が自転車の違反を取り締まりやすくなりました」という最後の文が、ちょっとやだ…(苦笑)。

それぞれの項目がどういうことなのかは、この「交通事故弁護士ナビ」さんのわかりやすい紹介と説明をご参考頂ければと思いますが、これらは『最近、特にトラブル多いから厳しくするね』的な、規則のスポット改正なので、自転車運転そのもののルールが見えにくいかと思います。そういう意味での全体としては以下を心がけてください。

 

<自転車の5大走行原則>

1. 自転車は原則車道 (子供やチャイルドシート付は例外)

2.左走行、これ鉄則

3.歩道を走るときは車道側を走行する心がけを

4.基本アウトな乗り方をしない

 *2人乗り/並列走行/飲酒/信号などの交通規則尊守

5.夜間はライト点灯

(おまけ)

・ヘルメット着用(特に子供) / 保安部品の取り付け(反射板)など

 

 

●できれば運転で気をつけてほしいこと

最近のデリバリーサービスで、自転車を活用しているものがありますが、ライダーの走行方法が荒れているように見受けられます。大通りでも逆走、一旦不停止などから始まり、信号無視までされている方を多く見られます。

一般車でもこういった行為は見られますが、車を運転していて「おわっ!」とヒヤリとしたことは多々。昨日もあったな日本橋で…。路地から急に信号の変わり目完全アウトなタイミングに交差点に突っ込んでくるデリバリーサービス自転車がありました。

自転車に乗っていても同じケースがあります。おばちゃんが対向車線おかまいなしに「逆走」してくる&右に避けるのか左に避けられるのか…フェイントかましながら走ってくる…とか。

 

いづれにしても、先述の5つだけでもお互いに守りあえば、安全はなかなかの範囲で守り合えます。自転車には指示器もバックミラーもついていない車両がほとんどです。他の全ての車両に、自分が乗っている自転車の存在を分かってもらえるように、そして思いつきで運転&回転行動することがないようにしましょうね。

 

 

いかがでしたでしょうか?

お読み頂いた方の地域が今日もいい天気だとしたら…いい自転車日和りかと思いますっ!

 

気をつけていってらっしゃい!

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