この時期に持っておきたい¥100均/防水スプレー

挿絵「僕らの愛で雨なんて蒸発しちゃうよベイベー」

 

…なんか下手なタイトルですみません(汗)

さて今回は、都市部だけでなく色んな場所でも手に入りやすい防水スプレーをご紹介しましょう。

みなさんがお住いの場所やお仕事されているエリアの中で、ついつい買いすぎてしまうお店「¥100均一Shop」があるかと思います。便利でかつ、チョイ使いのものだったら十分に間に合いますし、「使いきりサイズ」「安い(ように見える!?)」「手軽に活用できる」ものが店内では揃っています。

その星の数ほどある商品の中で、自転車で通勤通学もしくはポタリングなどされる時に一つ、持っているとすごく助かるものを今回は一つ、ご紹介しましょう。

 

●防水スプレーは重宝する

タイトルでもあるように、防水スプレーのご紹介です。普段はホームセンターでご購入頂くと、冬物のアウターや靴、手袋やカバンなど多くのアパレルに吹き付けるので、420ml缶などの通常スプレー缶の方がお安くて都合がいいのですが、持ち歩くことを考えると…ちょっとデカい。

そこで¥100均の防水スプレーなら、サイズは小さい(70ml)し手軽に手に入り、持ち運びでも重さは感じないほどの軽さですのでカバンの中に入れておくことができるでしょう。

ではどんな防水スプレーが¥100均Shopで販売されているのかを見ていきましょうっ

 

▼使用用途はカジュアル製品に限定されている

左がダイソー、真ん中がフレッツ、右がセリアで買った商品です。他も色々と各お店で扱っている防水スプレー、サイズは一緒ですがデザインが違いますね当然か。

使用用途は「傘・衣類・スキーウェア他 (ドライクリーニングできる布地)」は各社共通ですね。

使用禁止は「本革・合成革・毛皮・和服・一部のゴム製品他(変色の恐れがあるもの)」も各社一緒。

 

専門衣料の防水スプレーなるものは、100均にはさすがにおいてないか…ですよねぇ。単価に釣り合わないのでしょうねぇ…。

 

 

▼実は成分の違いがあった

さて中身を見てみましょう。成分をみると、あら…?ショップによって違うみたい。

・ダイソー  / シリコン樹脂

・フレッツ / シリコン樹脂 & エチレンエチルアクリレートポリマー

・セリア / フッ素樹脂

 

これら成分に違いはあるのだろうか?ちょっと調べて見ましたら…なんと面白い特徴がありましたよ。

 

「防水スプレーで使われている成分による特徴差」

フッ素系
水と油を弾く効果あり。
通気性は維持。
摩擦や汚れに弱い(持続性は短い)
生地の変色など影響は少ない

シリコン系
水には強いが、油には弱い…てか無い
生地に染み込むので、通気性はなくなる
ただし生地にシミや変色を起こす場合がある。
防水効果の持続は長め。

 (参考:キャプテンスタッグWebページより)

 

これ…もしかしたら、使う衣料によって使い分けると良いと思いますが、さすがに2種類持っておくのはカバンの中が邪魔になるので、普段持ちで短時間の効果で対応できそうな状況が多いのなら、フッ素系を使うと安心なんでしょうね。ただし移動距離が長い場合、もしくは傘やアウトドアジャケットなどにはシリコン系を選ぶといいのかも。

エチレンエチルアクリレートポリマーについては、服の摩擦などから守り(エチレンエチルアクリレート)、そして被膜を作って防水&汚れ防止効果を高める(ポリマー)っていう効果なんでしょうねきっと。へー面白い☆

 

●上手な防水スプレーの使い方

ところでこの防水スプレー、カバンの中に入れておくのはいいですが、どんな時に使うのでしょうか?答えはご想像の通りです。「雨が降りそう」と思った時に使います。

ただし今回、想定するのは「小雨もしくは道中、パラパラと降られるかも?」とします。すでに大雨ならもう、自転車をおいて電車やバスで移動した方がいいでしょうし、どうしても大雨でも自転車で移動しなければならないなら、カッパでないと太刀打ちできません。

全体にまんべんなく吹きかけるのですが、吹き付けるポイントは『走行中に雨に一番、濡れやすいところ』です。本当は前日や雨の心配のない日に吹き付けておくのが効果的(シリコン系スプレー)ですが、即効を求めるなら、濡れやすいところから吹き付け始めてください。

例えば最初は「ジャケットの肩→胸→腹へと吹き付け」「腕や袖口への吹き付け」を行い、背中側や脇の下などの濡れにくい場所は、後回しとなります。

続いて「靴」「手袋」などの服飾小物系としていきます。小物を最後に持ってくるのは、容量が少ない70mlスプレーが足りなくなっても小物なら間に合うかもしれません。

また手袋や靴は、雨が染み込みやすい縫い目を中心に吹き付けて下さいね。…あれ?知ってた?ですよねー。

 

 

●でもこれだけは守ってね

先日、札幌でスプレー缶の事故(niftyニュース参照)があり、私たちも本当に気をつけなきゃと再度、認識させられました。必ずスプレーを扱うときは以下のことを守ってください。

<使用の注意>

・屋外で使用する

・屋外でも、ガスが充満し引火する恐れがある場所で使用しない (ストーブ/焚き火のそば、電気ヒーターなど)

・吸い込まないように、風上から風下にかけて使用すること

 

 

<廃棄の注意>

・廃棄するときは、中身からの「シュー」音が完全になくなるまでガスを抜くこと

・完全になくなったら、釘などで缶底に穴を開けて捨てること

 

まぁまぁ吸い込んでしまうと肺炎になります(毎日新聞記事参照)。また釘などで缶底に穴を開けて捨てないと、ゴミ収集車などのパッカー内で圧縮による暴発が起きたりします。そんなことになったら、単にゴミ収集作業員への爆弾を仕掛けたと同然の行為です(威力がどうあれ)。

 

いかがだったでしょうか?

思いの外、100均の防水スプレー製品でも特徴がそれぞれあり、使い分けを上手にしたらうまくいくことがわかりました。ぜひ参考にしてください。charichariも勉強になりました♪

 

それでは今日も気をつけていってらっしゃい!

 

 

 

 

 

 

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