リアキャリア

あったらあったで、あまり使うことはない気がするけど、なかったらなかったで「荷物、どうやって運ぼうか…」と困っちゃうリアキャリア。通称「荷台」のご紹介です。

 

シティサイクルでは、標準装備している車両も多くありますが、反対にスポーツ系バイクはオプションでつけなければなりません。もちろんシティサイクル車でもついていないものもありますので、その場合も必要あれば別購入となります。

しかし、なんでもいいってものではありません。出来ることなら、ママチャリでも「ザ・ママチャリ」になるのは避けたい。スポーツ系サイクルでも、取り付けたら一気に庶民的なバイク、最低でも通勤快速バイクまでに見えるような、見た目よろしくなるものがいいっていうのが、人というものです。

今回はどんなリアキャリアがいいのか、ご紹介をしていきましょう。

 

■リアキャリアを選ぶなら「何をよく載せるか載せたいか」を想定しよう

まずリアキャリアを購入されたいと思っている方に質問ですが、『なんで荷台がいるん?』です。リアキャリア製品は、普段よく見るものから、ワンタッチで取り付けられる簡易的なものまでたくさんあります。しかしそれぞれ、耐荷重制限があります。何を載せたいのか、何を載せるのに必要なのかを最初に整理してもらえると、買うタイプがある程度絞れていきます。

 

■耐荷重別リアキャリアの種類

ではどんな種類があるのか? 耐荷重別に分けてみました。

 

▼〜約10kg程度まで積載出来るもの

 

<積載物例>

カバン/スーパーやホームセンターなどの日用品買物時の荷物(ペットボトル3-4本程度まで) /  通学時の補助荷物 / その他の軽量な荷物

 

・ シートポスト取り付け型リアキャリア

スポーツ系バイクによく似合うリアキャリア。制限耐荷重は約10kg程度。急に荷物が増え、バックパックでは入りきらない時に大活躍。普段は取り外しておきたいけど、緊急の時に使いたいのという方は、ワンタッチ型がオススメ(GORIXなど)。また普段からつけておいても良い、むしろ泥除けカバー代わりにしちゃうからという方は、シートポストにしっかり固定するタイプがオススメ。あとマウンテンバイクでは、装着が限られた車両も多いので、その場合のリアキャリアとしてもオススメですし、普段はカバンの中に入れておいて、いざという時に装着する…そんな使い方もスマートでいいですね〜

 

 

*泥除け付、反射板付、しかもワンタッチタイプというものもあります。

 

 

 

▼〜約30kg未満程度まで積載出来るもの

 

<積載物例>

カバン/スーパーやホームセンターなどの日用品買物時の荷物 / ペットボトル6本(1ケース) / 缶ビールケース2箱程度 /  お米10kg x2袋 / 通学時の補助荷物 / その他の重めの荷物 / ツーリング時の荷物

 

・車体フレーム(左右)とシートポスト固定型リアキャリア

シートポストと、リア側のフレーム2点に固定するタイプ。下を支えるフレームが追加されていることで、重めの荷物を積載することが可能。ツーリングなどでリアに荷物を多く載せる際は重宝します。また日常生活ではビールケースやペットボトル、お米などの思わぬ安売りで買ってしまった重い買物でも対応出来る。キャリア自体のデザインも車両のスポーティさを損なうことなくスマートに見せれるはず。さらにロードバイク〜ミニベロまで幅広い車両に取り付け可能(とはいえ製品詳細は必ずご確認ください)な優れもの。ただし荷重制限がクリアしているからといって、このタイプの荷台にはチャイルドシートをつけることは絶対におやめください。

 

*最大積載重量50kgまでと紹介で書かれてますが、保安上30kg未満程度までの積載とお考え下さい。でないと走行が不安定この上ないです。

 

*このタイプでもクイックリリース出来るタイプがあります

 

 

 

▼〜約30kg未満程度まで積載出来るもの<2>

 

<積載物例>

カバン/スーパーやホームセンターなどの日用品買物時の荷物 / ペットボトル6本(1ケース) / 缶ビールケース2-3箱程度 /  お米10kg x2袋 / 通学時の補助荷物 / その他の重めの荷物 / ツーリング時の荷物 / 他、製品によってはチャイルドシート可

 

・フレーム2点と後輪軸 固定型リアキャリア

荷台としての王道フレーム形状です。自転車に積載出来る範囲のものであれば、なんでも載せることが出来ます。またフレームと後輪シャフト側にボルト固定するので、体験による持論ではありますが…TIOGAのリアキャリアを装着してますけど車体剛性は向上、特にアルミフレームの車体の剛性は上がり、直進性がよくなりますしコーナリングもブレない印象を感じます(スタビライザー効果)。また製品によってはチャイルドシートも装着可能ですので、お子様がいる方にはオススメかもしれませんね。

 

 

*クロスバイクに装着出来、しかも荷物ロープのフックがついている便利機能あり。お値段お安め!耐荷重は低めの18kgまでです。悪しからず

 

*マウンテンバイクに、取り付けられるこの手のタイプの数少ないリアキャリアです。

 

*クロスバイクでも似合うかも?カワイイ自転車に仕立てる可能性が高いリアキャリア。しかも枠があるのでドカ置きも可能っ!

 

*リアキャリア設置型のチャイルドシートが装着できるクラス27型。26インチタイプ向けなので、車両ともに確認のうえご購入ください。

 

 

他にもまだまだ製品はありますが、今回紹介した製品は「なるたけ車両シルエットを崩さないもの」を抜粋しました。とはいえ、チャイルドシート装着可能型はシルエットは崩れやすいですが(笑)、そこはカワイイ笑顔で良しとしましょう!

 

そして最後にこれはお伝えしなければなりません。道路交通法で定められている自転車に載せられる荷物制限があります。これを超えるとお巡りさんに止められますので、必ず守ってくださいね。

 


荷物の積載方法

 

法律による積載方法の規制

荷物は、荷台・カゴ等の積載装置に乗せなければならない。
ハンドルに荷物をかけるなど、積載装置以外の場所に荷物を乗せてはならない。

また、積載した荷物によりハンドル操作などの運転動作が妨げられたり、バランスが悪くなったり、尾灯・反射器材(後方反射板)などが隠れるようなこととなってはならない。

条例による積載方法の規制(東京都の例)

自転車への荷物の積載方法については、条例でさらに細かい規則が定められている。
東京都の場合には、荷物は、次のとおり、積載装置からはみ出さないように乗せなければならない。

  • 積載装置から前後に30cmを越えてはみ出さないこと。
  • 積載装置から左右に15cmを越えてはみ出さないこと。

大きさ等の制限(東京都の例)

自転車に積載できる荷物の大きさ等については、条例で制限されている。
東京都の場合、自転車に積載できる荷物の大きさ等は、次のとおりとされている。

  • 重さは30kgを越えないこと。
  • 長さ・幅は積載装置から30cmを越えないこと。
  • 高さは、積載した際に地面から2mを越えないこと。

罰則

積載方法違反(積載装置以外への積載)

  • 積載装置以外の場所に荷物を積載した場合
  • 運転操作が妨げられる、安定が害される、尾灯等が隠されるなどとなるような方法で荷物を積載した場合

>> 5万円以下の罰金(過失罰なし)

公安委員会乗車積載制限等違反

  • 大きさ等が条例の制限を超える荷物を積載した場合

>> 2万円以下の罰金又は科料

(引用:自転車の道路交通法より)

 


 

 

では今日も安全運転で行ってらっしゃい!

 

 

 

 

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