自転車の種類「三輪自転車」
実用自転車界の王様が「ママチャリ」なら、三輪自転車は女王様。というのも、年配者でも絶対的な安定感とその積載量、小径自転車らしい乗降車しやすく小回りも効き、駐輪の際、自転車を立てるスタンドを必要としない、唯一の自立性車両なのは大きなアドバンテージです。「どんな人にも優しくそっと手を差し伸べる様な自転車」だけに、その存在感は女王そのものです。
三輪自転車の歴史は古く、1868年で大人用の三輪自転車を使用していた記録が残っています。前輪が1輪、後輪が2輪の「デルタ」モデル、逆に前輪が2輪で後輪が1輪の「タッドポール(おたまじゃくし)」モデルの2種があり、いずれも全世界で使用用途によって使い分けられています。
近年の日本では、この安定感ある乗り物に注目されており、婦人や年配者、子育て世代に向けた電動サイクル三輪自転車製品が多くなってきています。
(写真出典:YAMAHA PASワゴン)
▼デルタモデル (前輪1輪 / 後輪2輪タイプ) 特徴
・ハンドル操作が軽快。
・重い荷物も後輪側の荷物カゴにガンガン積み込める。
・電動アシストなら、普通の自転車と車重が苦にならず運転できる
・サイクルスタンドでの駐輪に困る
・ハンドル操作は2輪自転車とやや、感覚が異なるので違和感はある
・後輪が2輪だったということを忘れやすい。脱輪や衝突注意だ。
▼タッドポールモデル (前輪2輪 / 後輪1輪タイプ) 特徴
・ハンドル操作がふらつく方にはオススメ
・視野内に2輪の存在を意識出来て、脱輪や衝突事故は無きに等しい
・チャイルドシートを後輪に設置できるので、子育て世代には勝手が良い
・電動アシストなら、普通の自転車と車重が苦にならず運転できる
・サイクルスタンドでの駐輪に困る
(写真出典:株式会社ミムゴ)
日本で少数というか唯一?三輪と四輪を扱う専門店が埼玉県にあります。お近くの方や興味がある方は、ぜひご覧ください。
三輪・四輪の自転車専門店「やーさん輪業」(https://www.yasan-j.com/)
とはいえ、日本では認知はされども普及浸透はしにくいのは、住宅事情や見た目が「年寄り臭い」というところでしょう。しかしこの安定感と絶対的な安心感は、乗ってみるとクセになります。ではどうすればいいのか?
「良さげな三輪自転車を探してみよう」ってことになりました。
●Schwinn / Meridian Adult Tricycle with Rear Folding Basket
ビーチクルーザーで有名な自転車メーカー「Schwinn(シュウイン)」からの一台。26インチホイールなのに、この足つきの良さ。ハンドルも広く、安定感はすごく良さそうです。しかも年寄り臭くなーい♪ お値段もいい感じっ!
●FranceBed 電動アシスト三輪自転車ASU-3W01
続いてはフランスベッドからの製品です。自転車も作っているんですね。レビューでも高評価な採点をされている一台です。伝統アシスト付きなのは助かるです。
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なんと輸入車で信頼性ある車両、日本で手に入りやすいものは、現在2メーカーだけでした…。
国産はたくさんあります。
▼ミムゴ
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▼YAMAHA
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▼Panasonic
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などなど、やはり電動がオススメですね。国産をおしゃれな三輪自転車にするなら、まずハンドルを交換して、荷物カゴをかわいいヤツにして…という工夫が入りますが、それもそれで便利になりそうで夢があります。
いかがでしたでしょうか? 3輪自転車を駐輪出来るご自宅のスペースがあるなら、オススメの車種です。一度ご検討ください。
あなたにぴったりの自転車が見つかりますようにっ!