両立スタンドとサイドスタンド
自転車を駐車するのに必要な自立部品「スタンド」
この部品は「付いていて当然」な部品の一つ。もしママチャリに付いていなかったら…と想像したことはありますか?「駐車に寄りかけられる場所が必要」「荷物をカゴ、荷台に載せにくいことこの上ない」など思ってもいなかった事で不便に感じることでしょう。
今回はこのスタンドを紹介しましょう。
スタンドは、日本では2種類のスタンドが親しまれています。『両立スタンド』と『サイドスタンド』ですね。それぞれ便利な部品であることは皆さんもご存知の通りです。
ただこの2つ、特徴を知っておくと使い分けが出来て、より便利になります。
『両立スタンド』
<長所>
1. 自転車をまっすぐに立てることが出来、安定した駐輪が出来る
2.荷物を載せても不安定になりにくい。特に後輪側の安定性は高く、チャイルドシートにお子様を載せても倒れにくい
3.後輪側が浮くので、それに伴う整備がやりやすい
<短所>
1.自転車を浮かせないと、スタンドが立てにくい。重い自転車は一苦労
2.部品の中ではトップランキング上位に入るほどの重量がある。
3.駐輪場の車輪スタンドに前輪を差し込み、スタンドを立てる行為は面倒である
*自転車の大きさによってスタンドもサイズがあります。Webでの購入はご注意下さい。
『サイドスタンド』
<長所>
1.自転車を気軽に片足で駐輪が出来る
2.部品自体の重さは軽量で、自転車そのものの総重量にも影響は少なめ。軽快さを損ないにくい
<短所>
1.自転車を斜めに傾いた状態での駐車につき、不安定さが残る(ハンドルがグラッと傾いたら倒れる)
2.買い物カゴに荷物を載せるのには、安定性が乏しい
*自転車の大きさによってスタンドもサイズがあります。Webでの購入はご注意下さい。
..といった特徴が、ざっとあります。つまり何が言いたいかというと、スーパーでまとめ買いなどをする頻度が高い方は、『両立スタンド』を自転車に取り付ける、逆に移動の方が多く、重い荷物を自転車に載せる頻度は少ない方は『サイドスタンド』を取り付ける。使用用途に応じて交換したり、また取り付け直したりするといいと思います。
ただし一部車両で『両立スタンド』が、後輪シャフト両端のネジ長さが少なく、固定しづらいものがあります。無理くり取り付けるのではなく、まずは自転車屋さんに相談してみて、適合する『両立スタンド』はあるか確認して下さい。
また自転車のスタンドは、2種類しかないわけではありません。市販されているスタンドは、こんなものもあります。紹介と合わせて特徴も紹介しましょう。
『センタースタンド / サイドスタンドType』
ペダル下に取り付けられるスタンド。通常のサイドスタンドよりファッショナブルで軽量なものも。しかし機能としては大きな利点は少なく、『サイドスタンド』と同様。またマンションなどに設置されている2階建て立体駐輪場では、2階部のレールフレームに干渉する場合がある。確認が必要。
*自転車の大きさによってスタンドもサイズがあります。Webでの購入はご注意下さい。
『センタースタンド / 両立Type』
後輪側に付いている『両立スタンド』に比べ、自転車を駐輪する際の労力は、かなり楽に駐輪できる。ただし通常は前輪側が浮いてしまい、荷カゴに荷物を載せるまでハンドルが首を降り、安心感が乏しく感じることも。チャイルドシート車両には不安定さが残るのは否めないので、ファッショナブルな部品ではあるが…ここはお子様の成長を待って我慢されるしかない。なに…すぐに大きくなるさ。
こちらも立体駐輪場でフレームが干渉する恐れがある。2階部に駐輪が割り当てられている方は注意が必要だ。
*自転車の大きさによってスタンドもサイズがあります。Webでの購入はご注意下さい。
その他、世界には使用用途に応じた自転車スタンドがあります。前輪側で立てるスタンドも、運搬用自転車車両によってあるようです。詳しくはwikipedia「スタンド(自転車)」を見て下さい。面白いですよ。
いかがでしたでしょうか?
ライフスタイルに合ったスタンドに交換するだけで、より自転車が便利になります。適した使い分けが出来ると快適です。ぜひ一度、普段はやり過ごしてきた(?)自転車のスタンドに、注目して見て下さい。
またここで紹介した写真は、クリックすると商品ページにジャンプするので、もし良ければご覧ください。注意して欲しいのは、自転車の大きさによって、スタンドもサイズがありますので、Webでご購入&ご自身で取り付けをお考えの方は、ご自身の自転車のタイヤサイズは何インチか?を見てからご購入されてくださいね。
今日も良い自転車で、いってらっしゃい!