[ 2020年新車情報 3 ] 今、オススメの1台はこれだ

今回で3回目となります新車情報のコーナーでございます。

この記事は、2020年に新モデルとして発売中の自転車をご紹介してますが、シティサイクルでこれは…と思うものを一つの基準として選出させて頂いています。その基準は下記の通りです。


[新車情報で紹介する選出基準]

1. 男性も女性も乗りやすい自転車

2. 近距離、中距離移動に向いている自転車

3. お値段がお手頃、品質も見込まれる自転車

4. 製造元がしっかりとしている自転車 


 

今回、ご紹介させて頂くのはこちらっ!

Hodaka(ほだか) 社製「THIRDBIKES(サードバイクス)」ブランドの、シティサイクル系クロスバイク車両『Soon』でございます。

 

ほほう…乗りやすそうですねぇ。優しい色あいがなんとも女性の好みに合わせた感じになっています。ぱっと見、巷でよく見るシルエットで「どこがクロスバイクなの?」という感じがしますが、よく見ると言われてみれば、そうかもねぇというポイントが入っています。

では早速、色々と分析していきましょうっ

 

 

●なるほど、と思ったニクい仕様にオベーションっ

先述のように「どこがクロスバイクのエッセンスがあるの?」というほど、優しくも乗りやすそうなシルエットを見せる『Soon』。その隠していそうで隠していないクロスバイク要素が、こんな所にこだわりをされています。

 

1. ミキストフレーム (Mixte Flame)

ミキストフレームは、男性向けというか跨いで乗車するしかないフレームの「トップチューブ」部分を、女性がまたぎやすいように下げた加工をしたフレームのことを言います。

(出典:wikipedia)

まずフレームを見て下さい。ハンドル部からサドル下までのトップチューブを、二本のチューブにして、その内一本は、ハンドルからシートステイまで、つないだフレーム形状になっています。

本来ならば「トップチューブが後輪まで一直線に繋がった形状を「Mixte Flame」と言いますが、この車両は、そんなミキストフレームのイメージをオマージュして、優しい印象を与える曲線を施した、新しい印象のミキストフレームとなっています。

このミキストフレームの要素を取り入れていることで、クロスバイクのエッセンスが光っています。

 

 

2. 変速が7段仕様。シティサイクルっぽいけど、より軽快だ

そして優しい印象な中にスポーツ的要素を加えています。スプロケット(後輪にあるいっぱいギアが付いている部品)が、7段変速仕様となっています。

少し分析していくと、フロントのクランクが「36T」、スプロケットは「14ー28T」となっているので、想定される7段目の最速ギアでは、おおよそ『40km/h程度』まで、比較的ラクに速度を出すことができそうです。

必死に漕いで「40km/h」出るかどうかのシティサイクルより、より軽快な仕様になっているのも大きな特徴であり、クロスバイク要素が活かされているのでしょう。

 

 

3.タイヤは26インチ。やや太めを装着

タイヤサイズは「26インチ」と、シティサイクルに近いサイズに合わせています。これは身長が低い女性も乗車できやすいサイズを目指してるからと思われます。またタイヤ幅が、クロスバイクにしては少し太め。こちらも安定性や、歩道などの段差を考慮したのでしょう。

もしクロスバイク的な乗りこごちをお求めなら、次回のタイヤ交換で「やや細め」を自転車屋さんと相談して装着してもいいかもしれませんね。この辺はお好みでしょう。

 

 

 

●乗りやすさを追求した装備たち

クロスバイク的なエッセンスは、上記まででしょうか。他はシティサイクル要素を取り入れて「使いやすい」「乗りやすい」仕様に仕上げられています。(写真はすべてメーカーより出典)

 

1. ライトはLED。しかもオートランプだ

今では当たり前の装備の一つとなったハブダイナモからの発電。「ハブダイナモ」とは、前輪のシャフト(軸)に発電機能を取り付けた、音が静かで摩擦抵抗が少なく、自転車が軽やかに走行できるという画期的な機能。充電や電池交換なども必要ない。さらにライト付近にセンサーが装着され「暗くなったら点灯」する自動点灯機能も備わっている。些細なことだけど、非常に助かる機能です。

 

 

2. 見た目もPOPなウッド調の前かご

ここは通常…比較的、言い方悪いけど軽視されがちな部品の一つですが、ちゃんと車両開発コンセプトに基づいて、しっかりとデザインの一つとして重視されたんだろうなと感心した前かごへのこだわり。

「ウッド調」を入れる入れないで機能性は大きな向上はなくとも、普通の網目よりも見た目がグンと変わって良い印象がある…という選択を、開発予算内に収められたことに拍手をさせて頂きたいです。

 

 

3. 操作性抜群。フラットハンドル

この車両コンセプトなら、特に注視するポイントではないのですが、フラットバーハンドルって、しっかりグリップを握れて、また速度が出やすい自転車には走行中の安定感をもたらしてくれます。なので安心して乗車できるという象徴を醸し出しているので、あえてご紹介します。

 

4. お尻が痛くならないサドルシート

サドルで悩むライダーは多く、特に坐骨や恥骨を痛めるなどの悩みを持つ方も多いのが自転車のサドルシート。しかしこのシートは坐骨付近のクッション性を高くして、恥骨付近に凹みを設けた”優しい”シート。広範囲の肩に喜ばれるシートではないでしょうか?

 

 

 

●その他、気づいたこと

+ミキストフレームの別の効能?

ひらひらスカートが後輪に擦れにくく、ある程度のスカートガードとしての役割を担ってくれて、汚れ防止になっているかも…です。

+BAA 基準の品質なのは素晴らしい

業界の自主基準として定めた、自転車協会の「自転車安全基準(BAA)」に適合している…ということは、メーカーがしっかりと、安全な車両開発をされているという証でもあります。

+これらの仕様で、このお値段はアリっ

¥32,900(税抜) *メーカー表示価格

この価格はすごく有り難いですねぇ…。検討してみる価値は大いにある価格だと思いますよ♪

 

 

● 車両概要

最後にメーカーからの概要写真をご紹介しておきます。

(写真をクリックするとページにジャンプできます)

 

Webからの購入については、代表的にはamazonでも購入できるようです。でも「マットスレートブルー」が見当たりませんでした。

 

 

 

 

いや、すごく真面目に開発されて、お値段も考えられたいい自転車ですし、見た目も好印象な自転車だと思いませんか? ご自身の自転車としても、通学されているお子様の自転車としてもオススメできる一台です。是非ご覧ください。

というわけで今日も元気にいってらっしゃい♪

 

 

 

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