飛んだ自転車カスタムたち
「自転車整備のスス芽」は、普段当たり前のように使っているあなたの愛車が、長く健やかに走り続けることを願い続けて早や1年半ほど経過しました。
何か1記事でもお役に立てていたら…と、仕事の合間を見てポチポチとパソコンに向かっておりますが…たまには飛んだ紹介も必要ではないかということを思い立ち…自転車を愛しすぎた尊敬すべき世界の自転車カスタムピープルをピックアップします。
●カスタムするのはクルマやバイクだけじゃない
よく巷で耳にする「カスタム」と言われ市民権を得ているのはクルマ系でしょうか?あまり改造しすぎると、日本では車検で通らないものになってしまいますし、騒音がひどくなって周囲の人々のお邪魔をしてしまいます。
バイクでも同じですね。249cc以下車両は車検は必要ないですが、それでもエンジンがついている以上は、他車両の走行迷惑、周囲への安全や騒音公害は、おまわりさんも止めざる負えません。
ただし双方とも、ご自身が普段乗車されている愛車である以上、日本なら日本の法規内でカスタムをされている方は多いです。
バイク好きならこの番組は知っているはず。イカツイ親父と息子のガチ喧嘩や工場のヒューマンドラマをアメリカンチョッパーバイクを中心に織り成す連載番組だ。カスタマイズではなく、むしろハーレーのエンジンを使って組み上げていく”バイクビルダー”だが、バイクカスタマイズには大きな参考になる。現在もDiscovery chanelで放映中 (出典:洋画&映画メモランダム)
●自転車カスタマイズの魅力
一方、自転車のカスタムはと言うと、日本ではあまり市民権を得られていません。もちろんロードバイクなど趣向性が高い車両では、先述の車両と比べ部品価格が安く、手軽に楽しめるし、その効果はペダルからすぐに感じることができますので、かっこよくカスタマイズされていますが、軽快車にはなかなかどうして…ガキじゃあるまいし…所詮ママチャリやん…な風潮が多くあります。
しかし軽快車でも快適に乗りたいものです。サドルが合わないなどから、別のサドルに交換してみるなども「カスタマイズ」ですし、『ダイナモライトは走行中重く感じるから電池ライトにした』も、快適カスタマイズだと思います。
程度や金額は別で、ご自身の快適性を愛車に反映させるのは大事なことですし、そのちょっとしたことで、いつもの自転車が「頼れる相棒」になっていくのは素晴らしいことだと思います。
何気ない自転車でも、持ち主にとっては大事な相棒。リアキャリアに装着されたカゴも、丈夫で頼もしい存在なのだろう。これもカスタマイズの一種だ
●でも世界にはぶっ飛んだ方もいるんですよ
快適性から始まったカスタムだったはずが、のめり込んでこんなことになっちゃったっ!というカスタムピープルは、日本でも見かけることがありますが、世界に目を向けると…日本なんて甘っちょろいです。
▼快適&おしゃれ部門
まずはライトカスタムからご紹介しましょう。ああなるほど…面白いねぇ…と、発想がとても参考になる動画。
1. CUSTOM PAINTING BIKE PARTS
まずはスプロケを自分で塗装しちゃえという発想。おしゃれに見せるなら一つの手段としては面白いアイデア。
2.How To: Neon Bike Rims Using Duck Tape
Duck Tapeとはガムテープだ。ネオンカラーのガムテープをリムに貼って、お手軽にイメチェンするという発想。ディスクブレーキだからできることだけど、機能云々ではなくこういう「やってみた」アイデアは好き。
▼電飾系部門
1.Bicycles lighting the night in Venice Beach – BBC News
日本でも見たことあるが、海外のデコチャリはまさしくエレクトロニカだ。ヴェニスでパレードランする光景は圧巻?
2.Custom bicycles with L.E.D. & Fluorescent Lights,video & Sound
電飾だけではない。もうTVモニターも装着しちゃえな発想。モニターも前輪側につけていたりと、一体誰に見せているのか…そんな野暮なツッコミは無しだ。楽しんだもん勝ちなのさ。
▼ビルディング部門
1.Cola Jinac – Chopper Bike Promo Video
チョッパーバイクをチャリにオマージュしちゃったモデル。漕いでる姿は最初は楽しそうだが、すぐに腰が痛くなりそうな…でも発想は分かるし、その実行力にスタンディングオベーションだ。
2.Handmade Sidecar bicycle (សុីក្លូ)
今度は自転車にサイドカー。これは実用的だが、少し広い道でないと歩行者やクルマの邪魔になりそう。でも駅までこれで彼氏やお父さんがお迎えに来ているとテンション上がる…いや恥ずかしいなこりゃ。ファンタジスタ・バイクなのは間違いない。
●結局アレだ。実用的でなくても楽しいし、いいやんか
最後に、カスタムしすぎてぶっ飛んでしまったカスタムピーポーの集いを紹介しましょう。エレクトロニカなバイシコーから、なぜそんなに大きな時計がリアにいるのか…ブッ飛んだ発想のバイシコーまで、もうなんでもありの渋谷ハロウィン状態。
KTC @ OBC Las Vegas 2016 International Custom-Bike Event
いかがでしたでしょうか?
自転車も発想によっては、かなーりクリエイティヴにすることができますね。ほんのちょっと自転車に施して見ると、自転車が近くなる…そんな感覚は、ステッカーチューン(かっこよくステッカーを貼ること)からでも生まれます。
自転車に乗れない時期、時間が少しある時に、ご自身の自転車の整備はもちろん、ちょっとしたことでも楽しくなりますよ。ここまで飛ばなくっても…ね(笑。
それでは今日も気をつけて、いってらっしゃい!