夏だステキ輪行しちゃおう

(写真:Brompton)

夏が近づいてくると、うずうずソワソワしませんか?もちろん春もウズウズしましたが、確実に荷物が少なくて済むシーズン、そしてワイワイと手軽に遊びに行ける夏は最高です。

しかもキャンプをするなら、気の合う仲間で荷物を分担して遊びに行くことができますよね。楽しそうですが、ただ…自転車で行くにはちょっと気が引けるというか…無理でしょ!?

うんにゃ、無理じゃねぇ。むしろ楽しいやり方があるんだよ。今回はcharichariが実際にやっていたオススメする『簡単!手軽な輪行術』をご紹介しましょう。

 

 

●輪行(りんこう)っていうの聞いたことある?

主に自転車で自走できない時に、一部の行程を公共交通機関を使って移動することを「輪行(りんこう)」と言いますが、かつては競輪選手やロードバイク乗りなどの本気サイクルライダーがされていました。しかしこの昨今の自転車ブームもあってか、知らない土地や地域を目指して自転車持参で電車や飛行機に乗り込み、目的地に着いたら自分の自転車を広げ組み立ててて出発する自転車ファンも増えつつあります。

ただ輪行をする場合、自転車を一部分解して輪行袋(自転車をすっぽり包めるバッグ)に入れ乗車、もしくはダンボールや輪行ケース(自作です)に入れて積んでもらうなどをする必要があるので、まぁまぁ自転車の知識がないと、なかなか難しいことかもしれません。

この映像の2:41あたりから、空港で自転車を組む家族が写っていますが、飛行機は旅慣れないと…でしょうね。

 

 

●手軽に輪行。快適ライド

そこでcharichariがまだ独身の時に「気軽に行って帰る日帰り、もしくは1泊旅(withチャリ)がしたいな」コンセプトからやってみたこと、それは『折りたたみチャリを買って旅する』です。

このテーマ、やってみたらかなり快適で、見知らぬ土地を広範囲で移動できて有意義でした。これまで「ロード好きっすスパルタンに攻めてるっす」「400kmくらい日帰りでならオートバイっす」という、自転車とオートバイを使い分けるツーリングが当たり前だったのですが、普段着でフラリと出かけられ、スマートにその街の名所や名物、さらに日帰り温泉や川釣りや海釣りにまで行動範囲が広がったのは、思いのほか良かったです。

この写真は確かオートバイで1泊2日で紀伊半島一周した頃かなぁ。モリワキのマフラーなんてつけちゃってさ。いい相棒でした。ほか鳥取や四国、能登半島など合わせて確か80,000kmくらい連れて行ってもらった思い出があります(笑。

 

 

●荷物はバックパック、片手に折りたたみ自転車

今のような折りたたみ電動自転車は、それほど出回ってなかった時代でしたが、それでも十分、軽くて快適な折りたたみ自転車がありました。

ただ折りたたみ自転車の「たたまれ方」にこだわりが必要でした。というのは、いくらたためるとは言っても、常に持ち上げなければ運べない(引っ張れない転がせない)折りたたみ仕様では疲れてしまいますし、電車に乗車した時に他の人に迷惑になってしまうほどの幅やサイズは避けたかった。

なのでキャリーケースのように片手で引ける折りたたみ自転車を探しました。できれば安価なものが好ましいかったですが…重い(15kg未満)ものだったり、たたむと幅をとるものや転がしながら運べないものが多く、決定するまで少々難航しました。

最終的に選んだのが、イギリスのメーカー「The Brompton bycycle 」でした。

 

 

 

● Bromptonの魅力

お値段は16万円前後という価格で、なかなかの価格ですが、押しても引いても運べること、タイヤサイズも16インチで走行性に優れていること、アフターパーツも多く出ていたことが決め手でした。

(出典:Bike Forums)

 

当時(2008年頃?)、M3Rというモデルを使っていました。あまり乗っている方も少なく珍しい方の自転車でした。もともとロンドンなどの街中用の軽快車コンセプトで製作されている車両につき、スーツを着ていてもスッキリ見える&安っぽく見えないというデザイン性の高さもあり、都内でもアチコチ電車に乗っては取引先まで自転車で行く…なんてことをよくしていました。何度か「自転車で来たの(渋谷から柏)!?」と驚かれたこともあります。

(ブロンプトン ジャパンH.P.)

 

残念ながらcharichariの大事なブロンプトンは、2011年ごろ八王子で盗難にあいまして…(泣)ずいぶん探したのですが、今なお見つかりません。もう東南アジアかアフリカに流れていったのかもしれません…。

 

 

 

●ソロ夜釣りやソロキャンプも

話は戻って、そんな折りたたみ自転車で輪行旅をしていた時の主な使い方は以下のとおりです。

 

・終電で海まで!始発まで前原フィッシャリーナで夜釣り!

・一人で星が見たいから。奥多摩湖でソロキャン!

・オシャンティに軽井沢!地元っぽくチャリで散策!

・工業地帯の夜景撮影!電車で行こう本牧山頂公園!

 

…とかですかね。

特に山頂公園はまぁまぁ広い散歩コースなので、この自転車が大活躍でした。

キャンプについては、バックパックに食材を入れて(鮭とか)、現地でコンパクトバーナー広げて、ムニエルっぽく調理して白ワインと一緒に、空を見ながら楽しんでいました。バーナーは、あのイワタニのガスボンベが使えるコンパクトバーナー。どこでも安価に入手できるから、これオススメです。

 

夜釣りは…フツーにカップ麺でしたね(笑。釣りに集中したかったので…。釣った魚は小型の6リッターか7リッター型クーラーボックスに入れて家に帰ってさばいて煮たり焼いたりしてました。クーラーボックスのサイズもこだわりあってね…腰掛ける程度の大きさで、そんな大きな魚を釣るつもりないし(釣れる腕ないし)、このくらいのサイズで十分でした。

 

ポタリングばりの輪行では、荷物は特になく、その土地のレストラン(特に食堂)に好んで行ってました。このノリは、むしろオートバイのツーリングに近い感覚で楽しんでいました。そういえば夏のオートバイツーリングは、暑くってしんどいので…冷房がある電車で輪行することが多かったな。

 

 

 

●語っちゃったけど、思い出たくさん作れて快適なのだ

とにかく、こんな本気ではなく軟派な輪行ですが、何度か友人知人と一緒に出かけたこともありました。男性も女性も関係なく『この遊び方、贅沢ー♪』っていう感想が多かったです。ほどよく運動も出来て、ふらりと立ち寄れて、しかもバーベキューならみんなで荷物分担。学生に戻った感じがして好評でした。charichariは「肉と網」担当(クーラーBOX持ってたから)が多かったなぁ。

もし興味があれば是非、お試しください。

大人な時間の使い方と楽しみ方、きっと気に入ってくれると思いますよっ

 

 

そうそう、電車で移動する時に丸裸の自転車で乗車することはマナー違反…いや電車によってはNGだったはずです。そのためにソフトカバー的なものを用意しておくといいでしょうね。よく代用したのは黒布1枚で包み込んで、荷括り紐で巻き付け固定する方法をしていました。仕事柄、黒布は事務所にやたらいっぱいあったので、見た目も携帯性も、なんだったら休憩中の座布団にもなるし…っていう具合で活用していました。

 

 

 

それでは今日も元気にいってらっしゃい!

 

 

 

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