シェアサイクル事業が拡大中か
「身近な乗り物」として手軽で便利な自転車。先進国の中でも日本の利用者数は多い方だ。世代時代が変わっても『自転車』は一家に1台は大抵ある。生まれてこの方、一度も乗ったことがない人を探すことが困難と言い切れるほどの乗り物だ。
しかし会社と自宅を日中、中距離を電車で往復している社会人にとっては、自転車に乗る機会は少なくなるだろう。ましてや都心なんて自転車で通勤したとしても「駐輪場所が近くにない」や「事故の際、会社からの労災がおりないとか言われている」などの事情から、ヘタすると数年間、自転車のサドルに座ったことがない人もいるかもしれない。だがそんなお話は、はるか昔のお話になるかもしれない。
ご存知のように日本は少子化による将来の人口減少は確定だ。この影響は経済を筆頭とした問題にも直面する。2016年、国土交通省は、この将来人口減少による『人の移動量の減衰化』から『交通量の低下』を想定、都市の交通網が変わってくることから、未来の都市開発はコンパクトシティとして道路整備や交通環境整備を進めている。そこで白羽の矢が立ったのが自転車ってわけである。
その自転車、大都市は仕事のために周辺の都道府県から通勤している人も多く、個人所有の自転車利用は平日の日中は勤務先周辺での乗車はないだろうし、先述のような理由もあって自転車を利用する人が少なくなる。
この悩ましい問題に、時代の後押しした、もう一つの日本が抱えている課題『健康推進化 (言い換えれば、国民は長く働け計画)』だ。これまで嗜好品の一種であるタバコ、喫煙者を差別する勢いで「臭いからあっちいけ」「吸っているやつはハミゴ」な推進運動(?)を繰り広げている政府、国土交通省は「ならば今度は健康推進で自転車を利用してもらおうキャンペーンだ」となったとかどうなのか?(喫煙の説明部分は言い過ぎた表現かもしれないが、喫煙者は本当にかわいそうだ)
とにかく「コンパクトシティになる将来」と「国民が長生きで健康に云々」を自転車は受け止められるのではということで都心部て利用してもらうための『シェアサイクルを推進しようぜ』となったわけ。前置き長かったね。
2017年、国土交通省がシェアサイクル事業への推進検討に入ったとされたその時のニュースがこれだ。
テレビ東京のNews映像ではドコモのシエアサイクルだが、他の大手も続々と参入。メルカリからのサービス「メルチャリ」や、セブンイレブンなど、2018年に入ってから続々と、この新事業に参入していっている。先述の「国交省の本当の考えはどうだか分からんが、未来性が高いと見てる」ということだろう。
人の移動が都心部でスムーズにできることはいいことだ。しかも親しみがある自転車が、流通の大きな乗り物になる可能性があるということは、自転車が好きな私も嬉しい。この事業が都市の文化として育って欲しいなと思う反面…
育っちゃったらさ、自分で自転車整備しなくてよくなるからさ。このサイトはお呼びじゃなくなるかもしれないなって思っちゃったらさ…寂しさを思えるんだ。うーん、どうしたらいいのかな。